破砕ジェルパートの作成方法・副作用メイン画像

医療関係者の方へ破砕ジェルパートの作成方法・副作用

 

初めに

ジェルパートは1mmと2mmのものが利用できますが、肝臓がんの塞栓術に用いるには大きすぎると考えられます。癌結節に侵入する栄養血管の数は限られており、その血管径は、7mmの結節でおよそ200ミクロンです。
塞栓粒が、癌結節内に侵入せず、結節外の血管内にスタックした場合、胆道周囲の側副路(peribiliary plexus)が側副路として機能し、虚血を達成できなくなります。逆に、peribiliary plexusを塞栓可能なぐらいに細かな塞栓粒を用いると、胆道壁の虚血が生じ、胆道狭窄やbilomaが生じてしまいます。

では、どれぐらいのサイズが塞栓粒として理想なのか?
現時点では、最も使用されている球状塞栓物質のサイズが100-300ミクロンなので、ジェルパートの破砕もこれぐらいのサイズを目指しております。

ジェルパート破砕方法

ジェルパートをシャーレに移し、10mLシリンジのプランジャーを抜き去り、ジェルパートの塊をピンセットでつまみ、シリンジ内に直接充填します。
プランジャーを挿入し、シリンジ内のジェルパートを圧迫し、ジェルパート内の空気を追い出します。空気を追い出すことは、非常に重要です。
2-2.5mLの造影剤原液をシリンジ内に吸引し、造影剤が十分浸透するよう5分ぐらい放置します。
上記のジェルパート溶液をロック付き2.5mLシリンジに移し、2.5mLシリンジ同士を3方活栓で連結し、2-3回往復させ破砕します。
次に3方活栓の穴を狭くし、2-3回往復させ破砕します。
更に3方活栓の穴を狭め、2-3回往復させ破砕します。
穴を狭める行為を3-4回行ったところで穴が閉じるのでシリンジの往復は不可能となり、破砕は完成します。当初は、自分で破砕したジェルパートを病理顕微鏡で観察し、サイズをチェックすることをお勧めします。ジェルパートに空気が大量に含まれていると、穴を通過する際にジェルが収縮するのでうまく砕けなくなることがあります。

破砕ジェルパートによる副作用検討

  • 2011.1-2015.12(5年間)
  • 226症例、延べ591回
  • 男性159例、女性67例
  • 年齢46-90歳(平均73.3)
  • B肝炎18例、C肝炎166例、NBNC42例
  • Child A:187例、B:32例、C:7例
  • リピオドール併用407回、非併用184回

 

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