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診療科・部門紹介耳鼻咽喉・頭頸部外科

耳鼻咽喉・頭頸部外科のご案内

診療曜日休診のお知らせ当科の特色医師・スタッフ紹介主な診断・治療手技、手術等診療実績認定施設・専門医声がれと喉頭がんについて |中耳のはたらきと病気について

診療曜日

午前 大原
木内
秋月
大原
木内
大原
佐々木
木内
交代制 秋月
佐々木
交代制※
午後 手術 【腫瘍外来】
(予約制)
【嚥下外来】
(予約制)
手術 手術
検査(頸部エコー)

〔※土曜日(第2・4)は紹介患者様のみ診察となります〕

休診のお知らせはこちらをご覧ください

 

当科の特色

  1. 喉頭がん、口腔がん(舌がんなど)、咽頭がん、、唾液腺がんおよび甲状腺がんなどの頭頸部悪性腫瘍の診断・治療を行っています。特に喉頭がんは悪性腫瘍の中で最も多く、早期がんに対しては放射線治療による喉頭(声帯)の保存と根治を目指します。進行がんに対しては喉頭全摘術等の手術療法や化学放射線療法を行っています。舌がんは早期がんに対しては舌部分切除術、進行がんに対しては再建手術を含む拡大手術を行っています。咽頭がんに対しては化学放射線療法や再建手術を含む根治手術を行っています。唾液腺がんは手術を中心とした治療を行いますが、術中神経モニター(NIM:Never Integrity Monitor)を用いて顔面神経温存に努めています。甲状腺がんに対しては手術療法が中心ですが、遠隔転移や局所浸潤などにより切除不能な腫瘍に対しては分子標的薬による治療を行っています。治療後の定期診察や外来治療は毎週火曜日午後の専門外来(予約制)で行っております。
  2. 花粉症を含むアレルギー性鼻炎に対しては、レーザー治療を行っております。特に、通年性のアレルギー性鼻炎に対しては、超音波メスを用いた後鼻神経切断術を行っています。一年中水の様な鼻汁やくしゃみが多く、内服薬を飲まなければならないような方は、後鼻神経切除術についてご相談ください。
  3. 耳鼻咽喉科の一般的疾患として、急性中耳炎や扁桃炎などの急性炎症性疾患の治療や、慢性副鼻腔炎(ちくのう症)やアデノイド・扁桃手術を行っております。慢性副鼻腔炎に対しては内視鏡下副鼻腔手術を行っており、マイクロデブリッターを用いてポリープを短時間で切除します。
  4. 神経耳科的疾患として、めまい(メニエール病や良性発作性頭位眩暈症など)、突発性難聴および顔面神経麻痺などの疾患の診断・治療を行っております。

 

医師、スタッフ紹介

役職 氏名
副院長・耳鼻咽喉・頭頸部外科部長 秋月 浩光
耳鼻咽喉・頭頸部外科医師 大原 浩達
耳鼻咽喉・頭頸部外科医師 木内 千紘
耳鼻咽喉・頭頸部外科医師 佐々木 憲人

 

主な診断・治療手技、手術等

  • 電子内視鏡、ストロボスコープ
  • 純音聴力検査、語音聴力検査、ティンパノグラム、誘発筋電図検査、聴性脳幹反応(ABR)、赤外線CCDカメラによる眼賑検査
  • MRI、CT、シンチグラム、咽頭食道造影検査
  • 甲状腺、唾液腺、頸部リンパ節疾患に対する超音波検査(エコー検査)は医師が直接行い、必要により穿刺吸引細胞診を行います
  • 中耳手術(鼓室形成術、鼓膜形成術、アブミ骨手術など)
  • 内視鏡下鼻副鼻腔手術、内視鏡下鼻副鼻腔手術装置(XPS)
  • アレルギー性鼻炎・花粉症に対するレーザー手術
  • 超音波メスを用いた後鼻神経切断術
  • いびき・睡眠時無呼吸症候群(SAS)に対するレーザー下口蓋垂形成術(LAUP)、口蓋垂口蓋咽形成術(UPPP)
  • アデノイド切除術 口蓋扁桃切除術 鼓膜換気チューブ挿入術
  • 頭頸部悪性腫瘍手術および再建手術
  • 放射線治療装置(トモセラピー)
  • 化学放射線療法
  • NIM(Nerve Integrity Monitor)システムを用いた耳下腺腫瘍手術、甲状腺がん手術 など

 

 診療実績

「手術症例数」 (平成27年4月から28年3月・手術室での施行例・同時施行例を含む)

 領域  術式  件数
 耳  鼓室形成術  39
 乳突削開術  34
 鼓膜形成術  17
 先天性耳瘻管摘出術  10
 その他  13
 鼻  内視鏡下鼻副鼻腔手術  171
 鼻中隔矯正術  63
下鼻甲介手術 62
 後鼻神経切断術  8
眼窩骨折整復術 5
その他 20
咽頭 口蓋扁桃摘出術 143
アデノイド切除術 6
咽頭腫瘍摘出術 5
軟口蓋形成術 4
その他 1
口腔 舌悪性腫瘍手術 8
舌腫瘍摘出術 4
口腔底腫瘍摘出術 3
頬粘膜腫瘍摘出術 2
その他 4
喉頭・気管 喉頭腫瘍摘出術 46
声帯ポリープ切除術 38
気管切開術 23
喉頭全摘術 3
その他 3
唾液腺 耳下腺腫瘍摘出術 19
顎下腺腫瘍摘出術 3
その他 9
甲状腺・副甲状腺 甲状腺悪性腫瘍手術 13
甲状腺腺腫摘出術 8
副甲状腺摘出術 7
頸部その他 頸部郭清術 26
頸囊摘出術 11
深頸部膿瘍切開術 3
遊離皮弁術 3
その他 25
合計(件) 862

 

 

認定施設・専門医

<認定施設>

  • 日本耳鼻咽喉科学会研修指定施設

<専門医>

  • 日本耳鼻咽喉科学会 専門医
  • 臨床研修指導医
  • 日本耳鼻咽喉科学会 補聴器相談医
  • 日本耳鼻咽喉科学会指導医

 

声がれと喉頭がんについて

口から入ってゆくと気管と食道への二股道に分かれますが、その気管側に入ったあたり、ちょうどノドボトケの後ろあたりのところを喉頭(こうとう)と呼びます。喉頭は、呼吸の通り道であるのと同時に、飲食物が気管支や肺に流れ込まないよう振り分けたり、声を出したりというとても精密で大切な働きをしています。

喉頭の中には、声帯または声門と呼ばれる一対のヒダがあり、これを震わせて声の元になる振動を作っています。炎症や腫瘍により声帯が固くなったり、ポリープのような突起物が出来たりするときれいな振動が作り出せなくなるため、「声がれ」が起きます。また、脳や胸の中の病気、食道や甲状腺の腫瘍などにより喉の神経が麻痺することで「声がれ」を来たすこともあるので、原因は様々です。

「喉頭がん」は耳鼻咽喉科領域で扱う悪性腫瘍の中でもっとも多く、声がれを来たしやすい代表的な病気です。タバコをたくさん吸う高齢の男性に多く発生する傾向がありますが、まれに非喫煙女性や若い方にもみられることがあります。「喉頭がん」は声帯自身にできるタイプ、声帯の上や下に出来るタイプに分けられますが、声帯自身にできるタイプが多いため、早くから「声がれ」が出やすいのが特徴といえます。また、他の腫瘍に比べリンパ節や全身に広がりにくく、放射線が効きやすいのも特徴で、早期のうちに発見できれば、手術をせず、放射線治療により9割以上の治癒が期待出来ます。進行してくると、首のしこり、痰に血が混じる、呼吸が苦しい、むせやすい、などの症状が出やすいですが、こうなってからでは手術で喉頭全体を取らないと命が危うくなってしまいます。したがって、「声がれ」を自覚してから少なくとも数週間以内には耳鼻咽喉科を受診されるのが得策だと思います。

耳鼻咽喉科では、外来で3~5ミリの細いカメラで喉頭を覗くだけでほとんどの喉頭がんは発見可能です。ここで怪しい部分が見つかれば入院して精密検査を行います。「声がれ」が気になる方、ヘビースモーカーの方、喉が気になる方は一度、耳鼻咽喉科を受診されることを強くおすすめします。

 


喉頭がん(早期がん)

放射線治療後

喉頭がん(進行がん)

 

中耳のはたらきと病気について

耳の穴の入り口から2.5ないし3.5cmのところに鼓膜があります。鼓膜の奥には「中耳」と呼ばれる空間があり、その中には「耳小骨」と呼ばれる小さな3つの骨がぶら下がっています。これらは小さな関節を介してつながっていて鼓膜で捉えた音を「内耳」に伝えています。耳の穴から入ってきた音(=空気の振動)は鼓膜の振動となり「耳小骨」によって効率良く伝えられ「内耳」で電気信号に変換され、これが神経に乗って脳幹から脳に伝えられて音として理解されることになります。つまり、鼓膜や中耳の病気になると、音の入り口のところで振動が神経のほうに伝えにくくなって難聴が生じることになります。

風邪などをきっかけに耳が痛くなる急性中耳炎の他に、鼓膜の真ん中に穴があり難聴が持続し「耳だれ」を繰り返す慢性中耳炎があります。慢性中耳炎は炎症を取り除きコメカミのところから採取した「筋膜」を穴のところに接着することにより聴力改善が可能な場合が多いです。軽症のものなら日帰り手術も行われています。また、真珠腫性中耳炎と呼ばれる中耳炎は耳の周囲の骨を破壊する中耳炎で、進行するとめまいや顔面神経麻痺、髄膜炎や脳膿瘍などの頭蓋内合併症を生じてくることがありますので早めの処置が必要です。その他、生まれつき「耳小骨」の形に異常があったり、徐々に「耳小骨」の動きが固くなってきたり、中耳に液体が溜まったり、また中耳に腫瘍ができたりでも音の伝わりが悪くなることもあります。難聴や耳だれは放置せず早めに専門医に受診されるのがよろしいと思います。

 


正常な鼓膜

急性中耳炎

慢性中耳炎

真珠腫性中耳炎

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