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呼吸器外科では2名の専門医が診療にあたっています。当施設は日本外科学会指定施設、胸部外科教育施設協議会修練施設、日本呼吸器外科学会専門修練連携施設、茨城県肺がん検診精検施設等に指定されており、肺がんなどの肺腫瘍や縦隔腫瘍、自然気胸、膿胸等の胸部疾患の診断・治療のみならず、地域医療や若手医師の教育にも熱心に取り組んでいます。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
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午前 | 井口 | 石橋 | ||||
午後 | 石橋 |
当科での手術においては積極的に胸腔鏡手術を取り入れており、術後疼痛の軽減や、入院期間を短縮する努力を続けています。またインフォームドコンセントを重視し、病状や治療方針について患者様・ご家族様にできるだけ詳しく、わかりやすく説明するよう心がけています。
年間の手術件数はおよそ80例で、その約半数が肺がんの患者様です。 肺がんの場合は、Ⅰ期、Ⅱ期とⅢA期の一部を手術適応としています。ほぼ全例を胸腔鏡下におこなっており、侵襲の小さい手術を心がけています。そのため入院期間も短かく、通常手術の前日に入院していただき術後は4-5日程度で退院が可能です。手術のみで治療が困難な場合でも呼吸器内科や放射線科と連携して、化学療法や放射線療法等の集学的治療をおこなっています。放射線治療においては、高精度の治療機器であるトモセラピーを2012年に県内で初めて導入しました。
自然気胸においては近年増加しているCOPDに合併する難治性気胸に対しても、積極的に治療に取り組んでいます。全身状態が悪く、全身麻酔での手術に耐えられない患者様に対しては、局所麻酔下に胸腔鏡手術を行い良好な成績を上げています。 また膿胸の患者様も術前全身状態が不良であることが多く、可能な限り低侵襲な手術を行う方が良いと考えています。手術では胸腔鏡と場合によっては小開胸を併用し、膿胸腔掻爬+肺剥皮術をおこなっています。保存的治療で軽快しない場合、器質化をおこして後遺症を残さないよう、なるべく早期に手術を行う方針としています。
この他重症筋無力症に対する胸腺摘除術や手掌多汗症に対する交感神経幹切除などの症例も手掛けています。
高齢化に伴って様々な基礎疾患を有する患者様が増えています。他科とも連携を取りながら、これからもますます良い医療を提供していきたいと考えております。なんでもお気軽にご相談ください。
役職 | 氏名 |
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外科部長 | 石橋 敦 |
外科部長 | 井口 けさ人 |
石橋 敦(いしばし おさむ)
井口 けさ人(いぐち けさと)
胸腔鏡手術 平均年間約80例