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脳神経外科では主に頭痛、脳卒中、脳腫瘍、頭部外傷、脊髄疾患などを扱います。
手足に力が入らない、感覚がない、言葉がうまくしゃべれない、物がよく見えないといった症状が急に出現した場合は脳卒中の可能性があります。様子を見ないで、早めに当科を受診下さい。脳卒中は時間との勝負です。すぐに専門医を受診し、早めに治療すれば後遺症なく、現在の生活を維持できる可能性があります。逆に放置すると取り返しのつかないことになります。専門医による外来を毎日行っています。特に土曜日は脳卒中の専門外来です。
また脳卒中は予防できます。本院では脳ドックにも力を入れています。複数の脳神経外科学会専門医により検査結果を検討し、報告します。症状がある方は勿論、症状がなくとも高血圧、加齢、家族歴などの危険因子がある方は受診をお勧めします。異常があった方には面談して結果を説明し、必要な追加診療を行います。
当院は日本脳ドック学会認定施設です。
外来で最も多いのは頭痛で、その多くは片頭痛、緊張型頭痛などの一次性頭痛です。本院では頭痛学会専門医指導医による頭痛外来を毎週行っています。
脳腫瘍、頭部外傷など高度な技術を要する疾患に対しても、最新の診断機器、手術機器を駆使して、安全で効果的な治療を行います。必要に応じて筑波大学や近隣の病院とも連携します。
入院加療は内科など他診療科と協力して行います。外科疾患のみでなく、てんかん、髄膜炎、認知症などの治療も神経内科などと協力して行います。脊髄、脊椎疾患に対しては整形外科と協力して、診療を行います。
医学の進歩はすさまじく、毎日、新しい研究成果が発表されます。本院は地域の中核病院、教育病院として、常に世界最新の信頼できる研究成果を入手し、日常臨床に応用し、最新のエビデンスに基ずいた診療を行います。常に最新の知見を入手するためには医師も勉強し続けなければなりません。よって研究、学会、出張などにより不在となることもあります。受付時間内の外来受診には予約は不要ですが、休診、代診などありますので、ご注意ください。
地域の救急病院の脳神経外科としては、地域医療と救急医療が重要な任務です。地域の方の脳と神経を守ることが我々脳神経外科医の生きがいです。お気軽にご相談ください。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
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午前 | 柴田(予約) 渡邉 |
木野(第1.2.3.5予約) 石川(第4・予約) (10:30~) |
柴田(予約) | 三木 (10:30~) |
平田(第1) 早川(第2) 吉本(第3) 細尾(第4) |
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午後 | 【脳ドック】(予約) | 柴田(第1.3.5予約) | 相山(第1) 渡邉(第2.3.4.5) |
渡邉 |
※水木金曜午後の受付時間は14:00-16:00です。
日本人の3大死因の一つで、後遺症を残す病気としては最も多いものです。早期に適切に治療することにより、救命でき、後遺症を軽くできます。治療は必要に応じて内科的治療、手術などを行います。本院は最新式の64例CTと脳血管造影装置(biplane FPD, Dyna CT)を導入しました。3次元画像を作成し、解析することにより、正確に病変を把握し、安全に治療することができます。脳血管内手術にも対応しています。
後遺症が残った場合は急性期より専属スタッフによるリハビリを行います。長期療養が必要な場合はリハビリ病院をご紹介したり、在宅医療をお勧めします。福祉などに関しては専属ソーシャルワーカーがご相談に応じます。
脳卒中予防のためには高血圧、糖尿病、高脂血症などの治療が必要です。また、動脈硬化は全身病です。全身管理、予防、治療を内科と協力して行います。ご心配な方は脳ドックを受診下さい。
頭蓋内には様々な腫瘍が発生し、その診断治療は容易ではありません。本院では超電導MRIはもちろん、還流画像、拡散強調画像、Tractgraphy, 核医学検査などの最新の放射線診断機器と画像処理技術を駆使して診断します。必要であれば顕微鏡、電気生理学的モニターなどを使用して精密な手術を行います。手術のみで治癒しない病変に対しては放射線治療、薬物治療、免疫療法などを行います。自宅生活可能な患者さんに対しては外来にて治療を継続できます。予後不良の悪性脳腫瘍など、より高度な診療を必要とする患者さんは必要に応じて筑波大学病院などと連携し、最新の臨床治験などを行っています。
脳腫瘍において3番目の発生率の高さで知られる下垂体神経内分泌腫瘍(下垂体腺腫)を筆頭に、ラトケ嚢胞、鞍結節部髄膜種、頭蓋咽頭腫、脊索種などの、間脳下垂体腫瘍、頭蓋底腫瘍を中心に非常勤医の木野外来で担当させていただいております。本疾患は診断に苦慮することが多く、診断・治療のためには、脳神経外科の垣根を越えて、内分泌内科、眼科、耳鼻咽喉科の協力が必要不可欠です。当院の充実した検査機器と、総合病院の長所である多科での診療連携を行いながら、間脳下垂体・頭蓋底腫瘍に対する診断、治療を非常勤医師の木野を中心に行っております。また筑波大学附属病院水戸地域医療センターとしての特徴である、筑波大学病院との連携の強さを生かし、急性期治療と退院後の定期外来診療を患者さんの状況に合わせて対応することができます。
高齢者では軽度の頭部打撲でも頭蓋内に出血することがよくあります。頭痛、ふらつき、物忘れなどあれば、早めに受診下さい。短時間の手術で改善します。
重症の脳挫傷や頭蓋内出血に対しては脳圧モニター、低体温療法、開頭手術など最先端の治療と集中管理を行います。
片頭痛、緊張型頭痛などは的確な診断が必須です。詳細な問診と必要に応じた検査で診断を行い、薬物治療、生活指導などを行います。鎮痛剤は原因治療ではありません。最近、薬物治療は急速に進歩しており、頭痛によっては特効薬や予防薬があり、個人に応じた適切な治療が必要です。本院では頭痛学会専門医による頭痛外来を毎週に行っています。脳腫瘍、脳卒中などの鑑別も行います。
高齢者に多い疾患で、認知症、歩行障害、尿失禁などを呈します。外科治療により治る認知症です。専門的な検査で診断し、全身状態に応じて手術治療を検討します。
脊髄疾患は頚部痛、手足のしびれ、歩行障害などを起こします。本院ではこれらに対して、整形外科と共同で積極的に診療を行っています。必要に応じて顕微鏡を使用した手術をお勧めします。
これらは外科疾患ではありませんが、神経内科と協力して、必要に応じて診療を行います。また脳病変によりこれらの症状が出現することもあり、必要に応じて脳神経外科的診療を行います。脳神経外科的疾患がなく、神経内科や精神科の専門的診療が必要な場合は、専門医をご紹介します。
認知症について詳しくはこちら
CT(64列高速マルチへリカル), 3次元CT血管造影, MRI(拡散強調,還流画像,Tractgraphy,FMR1も可能), MR血管撮影, 脳血管造影(biplane FPD, Dyna CT)、核医学(脳血流,脳腫瘍SPECTなど)、血管超音波(頸動脈、経頭蓋Dopplerなど)、脳波、誘発電位など
脳卒中後遺症の治療(ボツリヌス療法)
本院で頭痛外来、脳神経外科診療を行っている柴田教授がHeadache Masterを取得しました。 Masterとは指導者、熟練者、師匠、巨匠、親方などの意味があります。Headache Masterは世界のトップレベルの指導者による2日間にわたる英語での講義、討論ののち、4回の英語による試験を経て国際頭痛学会が認定するものです。 このたび、アジアで初めてHeadache Masterの認定があり、アジアオセアニアから100名余りが認定されました。 これにより本院で世界のトップレベルの頭痛診療を受けることができます。今後も更により深く頭痛診療を極めていく予定です。
当院頭痛外来の柴田靖先生が、2019年11月に東京で行われた日本脳神経外科漢方医学会学術集会において、以下の演題を発表し、優秀演題として、会長賞を受賞されました。
お天気頭痛の要因と五苓散の効果の解析
天候で頭痛が悪化する患者さんは多く、漢方薬治療の前後で、天候や気圧などとの関連を詳細に検討しました。特にこのような患者さんでは五苓散が有効であることを発表しました。
この研究にご協力いただいた患者さんに感謝いたします。
当院主導で行った多施設共同研究の英文論文がJournal of Perioperative practice に2022年2月に掲載されました。多数の症例で開頭後頭痛の発生因子、発生時期、経過を報告したことが評価されました。ご協力頂いた方々に感謝いたします。
Epidemiology of post-suboccipital craniotomy headache: A multicentre retrospective study
Yasushi Shibata et al. Journal of Perioperative practice, 2022
当院の脳神経外科/頭痛外来 柴田靖医師が、NHK「あしたが変わるトリセツショー」の取材を受け、2023年2月16日に放送されました。柴田医師による頭痛外来の様子や、インタビューなどの撮影が行われました。柴田医師へのインタビューでは、頭痛の治療法をはじめ、様々な角度から頭痛の解説をされていました。また、頭痛をお持ちの患者様のインタビューも行われました。頭痛に悩んでいるが、まだ頭痛外来を受診したことがないという方にも、頭痛外来の雰囲気などを感じていただける内容となりました。
番組名 | NHK「あしたが変わるトリセツショー」(総合・全国放送) |
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放送日 | 2023年2月16日(木)19時57分~20時42分 |
役職 | 氏名 |
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脳神経外科部長 | 柴田 靖 |
筑波大学講師(水戸地域医療教育センター) | 渡邉 真哉 |
非常勤医師 | 石川 栄一 |
非常勤医師 | 木野 弘善 |
非常勤医師 | 早川 幹人 |
非常勤医師 | 細尾 久幸 |
非常勤医師 | 相山 仁 |
非常勤医師 | 三木 俊一郎 |
非常勤医師 | 平田 浩二 |
非常勤医師 | 吉本 武史 |
柴田 靖
渡邉 真哉
石川 栄一
木野 弘善
早川 幹人
細尾 久幸
相山 仁
三木 俊一郎
平田 浩二
吉本 武史