令和二年度 総合病院水戸協同病院 病院指標メイン画像

病院の紹介令和二年度 総合病院水戸協同病院 病院指標

当院は厚生労働省指定の病院指標を作成し、ホームページに公開しています。

  • 厚生労働省指定の病院指標とは、厚生労働省の定める全国統一の定義と形式に基づきDPCデータから集計した、病院の特色や現状を示す指標です。
  • この指標を自院で分析し、市民の皆様に広く公開することでデータの精度を向上させ、医療の質を高めることを目的としています。
  • 集計対象は、令和二年度(令和2年4月1日~令和3年3月31日)に当院一般病棟を退院された患者様のうち、健康保険を使用した方です。自動車賠償責任保険、労災保険、自費の方は含まれていません。
  • 厚生労働省の定める集計条件等の詳細は、DPC事務局ホームページで参照できます。
  • 病院指標(当院指定)のページは、こちらに掲載しています。

DPCとは

DPCデータとは、入院患者様の傷病および治療内容の組み合わせを基に、1日当たりの医療費を定額化した国の制度で、全国急性期病院の多くが参加しています。

病院指標の項目

医療法における病院等の広告規制について(厚生労働省)

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別ならびに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

病院指標の読み方

  • 「在院日数」とは入院日から退院日までの日数で、外泊も含まれます。
  • 患者数が10未満の場合、数値ではなく-(ハイフン)を掲載しています。

1. 年齢階級別退院患者数

10歳刻みの年齢階級別に患者数を示しています。年齢は入院日時点の満年齢です。
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年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 28 217 254 311 474 825 1271 2048 1420 457

令和2年度の全退院患者数は7305人でした。60歳代から80歳代の年齢層が多く、全体の65%を占めています。

2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

  • 診療科別に、患者数が多い上位5つまでの診断群分類(14桁DPCコード)を示しています。
  • 内科から外科などへ転科した場合や、同じ疾患に対し複数の科で診察をした場合は、医療資源を最も投入した傷病の診療を担当した医師の所属する診療科で集計しています。
  • 「DPCコード」とは、傷病および治療内容の組み合わせによって割り振られている診断群分類番号のことで、令和二年度は4557通りあります。この番号による分類では、実際の臨床像とは異なり、類似した疾患が別々に集計されていますので注意が必要です。
  • 「平均在院日数(全国)」は、厚生労働省が算出した「診断群分類別患者数等に資するDPC対象病院における診断群分類別平均在院日数(令和二年度)」を使用しています。
  • 転院率=転院数÷DPCコード別の全退院患者数

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総合診療科


DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
030250xx991xxx 睡眠時無呼吸 手術なし 手術・処置等1あり 147 2.00 2.04 0.00 47.86
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 138 14.53 13.00 15.22 76.79
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 84 18.98 20.51 29.76 86.62
180010x0xxx0xx 敗血症(1歳以上) 手術・処置等2なし 53 25.75 19.20 28.30 81.96
060190xx99x0xx 虚血性腸炎 手術なし 手術・処置等2なし 45 11.04 8.83 0.00 66.02

当院は急性期一般教育病院で、水戸医療圏内の2次救急の中核的な位置付けとなって地域医療に貢献を目指しております。内科入院は総合診療体制で、筑波大学の教員の指導の下、総合診療科を軸として各専門内科の先生と連携して、どの問題にも対処できるような仕組みで行っています。高齢者が多く例年、尿路感染症、誤嚥性肺炎、敗血症、虚血性腸炎、心不全が上位となっています。2020年2月より新型コロナウイルス感染症の蔓延により、感染対策を講じた上での診療体制となりましたが、疾患頻度は例年と同様でした。



消化器内科


DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 100 2.05 2.66 0.00 63.24
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 53 8.32 9.53 0.00 70.34
06007xxx9910xx 膵臓、脾臓の腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 17 5.76 4.63 0.00 73.18
060050xx97x0xx 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) その他の手術あり 手術・処置等2なし 13 10.15 10.70 0.00 76.31
060020xx04xxxx 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 12 8.50 8.11 0.00 75.50

  • 大腸ポリープの内視鏡治療:癌検診や日常診療の中で発見される大腸ポリープには大腸癌に進展していくものもあることから内視鏡治療の対象となる場合があります。しかし、すべての大腸ポリープが治療を必要とする訳ではないので担当の消化器専門医とよく相談することが大切です。治療に伴う偶発症(気を付けていても一定の頻度で生じる有害事象)として出血や穿孔(腸の壁に穴があくこと)があるので少なくとも一泊二日の入院が必要となります。また、脳神経疾患や心疾患などで血液を固まりにくくする薬を内服している患者さんはそれらの内服を一定期間中止しなくてはいけないので主治医と中止に伴うリスクを慎重に検討する必要があります。
  • 胆管炎の内視鏡治療:胆管結石や膵癌、胆管癌により胆汁の鬱滞を生じた胆管内に細菌感染による胆管炎に対する内視鏡治療は近年、増加しています。胆管炎は感染した細菌が全身に回ってしまう“敗血症”に進展する可能性が大きいことから状況に応じて緊急治療が必要となります。内視鏡を用いて感染した胆汁が鬱滞している胆管にステントという“プラスティック製の土管”を留置する治療を行います。
  • 膵癌の診断と治療:膵癌は早期発見が難しく、手術不能なステージになってから診断されることが多い病気です。このために抗癌剤治療を行うことが多いです。使用する抗癌剤は年齢や体力、病状により単剤から数種類を組み合わせる場合があり主治医との相談で決まります。手術不能との判断で抗癌剤治療の方針となった場合でも病変が縮小して手術可能となる場合もあり、前向きに治療を行うことが大切です。
  • 早期胃癌の内視鏡治療:早期胃癌の中でも病変の深さが粘膜内に留まる場合には手術して胃を切除せずに内視鏡を用いて治療できる場合があります。近年は粘膜の下の層である粘膜下層を剥離することで粘膜内に留まる胃癌を切除する“ESD”という治療方法が普及してきました。胃がそのまま残ることで身体に対するダメージが少なくて済みます。しかし、治療に伴う偶発症(気を付けていても一定の頻度で生じる有害事象)として出血や穿孔(腸の壁に穴があくこと)があるので約一週間の入院が必要です。



呼吸器内科


DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 47 2.21 3.39 0.00 66.77
040040xx9900xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 15 9.20 13.30 20.00 71.47
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 11 7.73 9.42 0.00 71.36
040040xx9905xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等25あり 11 18.00 19.51 0.00 72.27
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 手術・処置等2なし 18.61

当院は急性期の一般病院で、2次救急医療の中核的位置づけとなって地域医療への貢献を目指しており、その結果を反映した結果となっております。高齢で咳嗽、呼吸困難、発熱などの症状で受診される方が多く、肺腫瘍では有症状の症例が多くを占めています。このため内科的薬物療法が選択される症例の割合が高いという結果になっております。



内分泌代謝・糖尿病内科


DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
10007xxxxxx1xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等21あり 56 11.48 14.60 0.00 62.61
10007xxxxxx0xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等2なし 17 9.24 11.26 0.00 56.76
100140xx99x2xx 甲状腺機能亢進症 手術なし 手術・処置等22あり 13 4.92 9.36 0.00 45.15
100180xx990x0x 副腎皮質機能亢進症、非機能性副腎皮質腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 定義副傷病なし 12 4.08 6.26 0.00 53.75
10006xxxxxx1xx 1型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等21あり 11 15.55 13.57 18.18 61.82

1型及び2型糖尿病に対して、食事、運動、薬物治療を行っています。1型糖尿病では、インスリンポンプ療法といった専門的な治療にも対応しています。フットケアの指導も可能であり、また糖尿病に伴う合併症については、眼科、腎臓内科、循環器内科など、それぞれの専門診療科と共に治療を行うことが可能です。さらに、高血圧の原因の5~15%に副腎異常を認めることが近年わかってきました。当科では、副腎の異常を調べるための精密検査が可能です。更に、バセドウ病についても内服治療だけではなく、内服治療では改善しない症例については、放射線治療も行っております。



循環器内科


DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし、1,2あり 手術・処置等2なし 117 4.15 4.44 1.71 71.00
050050xx9910xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等11あり 手術・処置等2なし 109 2.76 3.07 0.00 69.50
050170xx03000x 閉塞性動脈疾患 動脈塞栓除去術 その他のもの(観血的なもの)等 手術・処置等1なし、1あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 74 7.22 5.43 4.05 72.34
050210xx97000x 徐脈性不整脈 手術あり 手術・処置等1なし、1,3あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 39 10.64 10.56 2.56 82.23
050050xx9920xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等12あり 手術・処置等2なし 36 3.06 3.26 0.00 67.61

循環器内科は、狭心症、心筋梗塞に対するカテーテル治療を非常に多く行っております。加えて、足の血管が閉塞する閉塞性動脈疾患の治療件数が多いことも大きな特徴です。さらに特筆すべきは、これらの治療が、当院の大きな特徴である、全科をあげた診療協力に支えられた総合診療体制のもとに行われている点です。この体制により、心臓以外にも問題を抱える患者さんにも総合的なアプローチにより安心して治療を受けていただける環境を提供しております。



腎臓内科


DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
110280xx991xxx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1あり 27 7.93 7.62 0.00 51.89
110280xx02x00x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 17 5.18 8.15 0.00 62.47
110280xx9901xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等21あり 11 17.27 14.01 0.00 68.00
110280xx9900xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 11.04
110280xx97x00x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 その他の手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 15.20

当科では、検尿異常から末期腎不全までの腎疾患をご紹介をいただいております。具体的には、慢性腎炎症候群、急性腎炎症候群、急速進行性糸球体腎炎、ネフローゼ症候群などに対して腎生検を行い、腎病理結果に基づいて治療を行っております。IgA腎症に対しては、当院耳鼻科と協力して扁桃摘出術後にステロイド治療を行っております。慢性腎不全に関しては、保存期管理、維持透析導入(血液透析、腹膜透析)を行っております。急性腎不全に対する急性血液浄化療法も施行しております。血液透析導入の際には、内シャント増設術、トンネル型カフ付きカテーテル留置術を行っております。腹膜透析導入の際には、当院外科とも協力して、腹膜カテーテル挿入術を行っております。腎移植に関して、関連施設に紹介をしております。維持血液透析患者のシャント狭窄に関しては、当院放射線科と協力して、バルーン拡張術を行っております。



神経内科


DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
010110xxxxx4xx 免疫介在性・炎症性ニューロパチー 手術・処置等24あり 11 17.45 16.95 9.09 62.36
010060×2990201 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり 定義副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 15.54
010170xx99x00x 基底核等の変性疾患 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 14.56
010080xx99x0x1 脳脊髄の感染を伴う炎症 手術なし 手術・処置等2なし15歳以上 17.00
010230xx99x00x てんかん 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 7.48

当院は急性期の一般病院で、二次救急医療を担っています。そのため脳梗塞による入院が多くなりますが、脳梗塞は一般内科として入院することが多いため見かけ上当科での入院は少なくなっています。その他、免疫性、炎症性疾患に対するステロイド治療やガンマグロブリンを用いた専門的治療も行っております。



外科


DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 64 3.95 4.86 0.00 64.39
060335xx02000x 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 60 6.32 7.23 0.00 60.10
040040xx97x00x 肺の悪性腫瘍 手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 35 8.89 10.83 0.00 69.46
060150xx03xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 35 6.23 5.44 0.00 37.83
060040xx99x6xx 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等26あり 27 3.30 4.48 0.00 72.85

主に消化管(胃・大腸)、肝胆膵癌・肺癌・乳癌などの癌を中心としていますが、虫垂炎、胆嚢炎、鼠径ヘルニアなどの良性疾患も含め、幅広い領域の手術を行っています。患者さんの身体への負担を考慮し、癌の手術はもとより、虫垂炎、胆嚢炎などの緊急手術でも積極的に腹腔鏡による手術を行っています。また、肺癌に関しては全て胸腔鏡での手術を行っています。



整形外科


DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 215 30.32 25.09 42.33 81.20
070343xx99x1xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 手術なし 手術・処置等21あり 186 2.32 2.68 0.00 69.06
160760xx97xx0x 前腕の骨折 手術あり 定義副傷病なし 78 5.19 5.18 0.00 50.99
070343xx97x0xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 その他の手術あり 手術・処置等2なし 64 14.56 16.10 4.69 72.88
070370xx99xxxx 脊椎骨粗鬆症 手術なし 64 29.55 21.71 34.38 82.11

地域基幹病院として救急患者様を積極的に受け入れており、主に骨粗鬆症の患者様に生じる大腿骨近位部骨折や脊椎椎体骨折、手関節周辺骨折の治療のために入院される患者様が多くなっています。また、多くの患者様が機能回復のため、綿密な連携の取れる連携病院・施設に転院し、リハビリテーションを行っております。近年増加している高齢者手術を安全に遂行できるよう内科をはじめとした各診療科との連携に努めています。スポーツ外傷・障害は野球肘といわれる肘関節内側側副靱帯断裂・離断性骨軟骨炎や膝前十字靱帯断裂手術・半月手術の手術を数多く行い、術後再発予防管理を含めたアスレチック・リハビリテーションを行って、安全に早期に競技復帰できることを目標としています。



皮膚科


DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 39 8.36 9.12 0.00 68.31
080010xxxx0xxx 膿皮症 手術・処置等1なし 31 13.48 12.87 3.23 62.61
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2なし 7.71
080080xxxxxx0x 痒疹、蕁麻疹 定義副傷病なし 5.07
080100xxxx0xxx 薬疹、中毒疹 手術・処置等1なし 11.29

当院皮膚科では、帯状疱疹や蜂窩織炎などの急性感染症の治療に力を入れているため、それらの疾患が多くなっています。特に帯状疱疹については、薬剤投与が7日となっていますので、平均在院日数は適当かと考えます。蜂窩織炎なども、軽症~中等症の患者さんが多く、全国平均を下回る入院日数となっています。また、皮膚悪性・良性腫瘍の切除も形成外科と連携して行い、一泊二日などの短期入院にも対応しています。外来などで対応する日帰り手術も充実しているため、入院数は専門施設よりも少なめに推移していますし、乾癬や掌蹠膿疱症の生物学的製剤も積極的に行っていますが、ほとんど入院対象にはなりません。



脳神経外科


DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 26 23.35 18.86 57.69 70.77
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 25 9.92 8.18 24.00 73.24
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 17 10.53 9.68 11.76 74.88
010040x199x0xx 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10以上) 手術なし 手術・処置等2なし 14 19.29 22.35 35.71 79.29
010050xx02x00x 非外傷性硬膜下血腫 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 12.04

頭蓋内血腫と頭部外傷が多く、重症ほど後遺症が残ります。当院では全身合併症のある高齢者が多いため、入院が長く、転院が多くなります。自宅退院できない場合は、当院でリハビリを行いながら、本人家族の希望する転院先を相談します。脳出血も頭部外傷もくも膜下出血も手術で改善する例は手術を行っています。水頭症、脊髄、脳腫瘍の手術、てんかん、頭痛も多数診療しています。脳梗塞は原則、内科入院となります。当科ではクリティカルパスを整備し、医療者間の意思疎通と漏れの無い治療を目指しています。



眼科


DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり片眼 191 2.00 2.76 0.00 75.44
020180xx97x0x0 糖尿病性増殖性網膜症 手術あり 手術・処置等2なし片眼 22 5.68 6.98 0.00 47.95
020240xx97xxx0 硝子体疾患 手術あり片眼 19 3.00 5.65 0.00 66.89
020200xx9710xx 黄斑、後極変性 手術あり 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 17 3.71 6.49 0.00 69.47
020220xx97xxx0 緑内障 その他の手術あり片眼 14 13.21 5.79 7.14 71.93

白内障手術(水晶体再建術)は、通常の眼内レンズだけでなく付加価値レンズ(乱視矯正レンズ、多焦点レンズ)を導入しています。また網膜硝子体疾患(網膜剥離、黄斑前膜、黄斑円孔、糖尿病網膜症、硝子体出血など)は、不可逆性の機能障害をきたすことがあるため、適応があれば時期を逃さず積極的に手術療法をおこなっています。いずれの疾患でも短期入院を推奨しており、白内障手術および網膜硝子体手術でも入院治療だけでなく日帰り手術にも対応しています。



耳鼻咽喉科


DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 95 4.95 6.71 0.00 56.15
030428xxxxxxxx 突発性難聴 68 6.03 8.81 0.00 57.29
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 52 9.00 7.94 0.00 26.75
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし 46 4.13 5.63 0.00 41.24
030150xx97xxxx 耳・鼻・口腔・咽頭・大唾液腺の腫瘍 手術あり 42 5.14 7.20 0.00 57.05

DPCデータによりますと、この数年間、当科は茨城県内で最も多くの耳鼻咽喉科系入院患者さまの診療を行っています。慢性副鼻腔炎に対する内視鏡手術、突発性難聴に対するステロイド療法、繰り返す扁桃炎やIgA腎症または睡眠時無呼吸の治療を目的とした扁桃手術、扁桃周囲膿瘍をはじめとする急性炎症性疾患の他に、精度の高い神経モニター装置(NIM)を用いた唾液腺腫瘍や甲状腺腫瘍の手術、内視鏡や顕微鏡下の鼓膜・中耳手術など、多様な疾患を取り扱っています。頭頸部悪性腫瘍に対しては、手術の他、トモセラピー装置を用いた精度の高い放射線治療や化学療法により機能温存に努めています。

3. 初発の5大癌のUICC病期分類別ならびに再発患者数

  • 医療資源を最も投入した傷病名が胃癌、大腸癌、乳癌、肺癌、肝癌の方の延べ患者数を示しています。
  • 「初発」とは、当院において当該腫瘍の診断や初回治療を実施した場合をいいます。
  • 「再発」とは、当院他院を問わず初回治療が完了した後に当院で診療した場合や、治療がん寛解後に局所再発・再燃または新たな遠隔転移をきたした場合をいいます。
  • 「UICCのTNM病期分類」とは、国際対がん連合によるがんの病期の評価および分類です。

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初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 19 25 14 1 8
大腸癌 20 36 53 49 125 1 7,8
乳癌 23 13 1 7,8
肺癌 24 28 58 51 1 8
肝癌 20 1 8

※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約

胃癌、大腸癌、肺癌は病状の進行した状況の患者さんが目立ちます。進行した状況では、手術単独での治療は難しいため、抗癌剤や放射線治療などの追加治療が必要になることがあります。そのため外科では、手術、抗癌剤、放射線治療を含めた集学的治療を行っています。

4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等

  • 20歳以上で、入院のきっかけとなった傷病名および最も医療資源を投入した傷病名が肺炎等である方について、日本呼吸器学会の定めるA-DROPスコアを用いて重症度を分類しています。
  • A-DROPスコアは下記の5つの因子で構成されています。
    • Age(年齢):男性70歳以上、女性75歳以上
    • Dehydration(脱水):BUN 21mg/dL以上または脱水あり
    • Respiration(呼吸):SpO2<=90%(PaO2 60Torr 以下)
    • Orientation(意識障害):意識障害あり
    • Pressure(収縮期血圧):収縮期血圧90mmHg以下
  • 当指標では、1項目も該当しなければ軽症、1~2項目該当すれば中等症、3項目該当すれば重症、4~5項目該当または意識障害ありの場合は超重症、1つでも不明な場合は「不明」としています。

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患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 20 8.10 57.60
中等症 78 15.83 82.12
重症 19 23.89 83.89
超重症 13 24.69 85.38
不明

ここでの市中肺炎とは、一般的な肺炎で、指標2の誤嚥性肺炎とは区別しています。重症度では、軽症患者の平均年齢は57.60歳ですが、一番多いのは中等症で、平均年齢は82.12歳となっています。年齢が高くなるほど、重症化が見られることが、表から読み取れます。また、肺炎による入院により、体力を落とすことが高齢者ほど顕著になり、在院日数を延長する結果となっています。ECMOの装置はないため、超重症者は昨年より減少しております。また、新型コロナウイルス感染症の蔓延により、感染対策の問題から肺炎の受け入れに限界があり、昨年より、全体数が減少しています。

5. 脳梗塞の患者数等

  • 最も医療資源を投入した傷病が脳梗塞の方を、 脳卒中の発症時期が「3日以内」と「その他」に分けて示しています。
  • 転院率=転院数÷脳梗塞の全退院患者数

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発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 122 20.67 79.25 28.78
その他 17 17.82 76.94 5.76

脳梗塞の患者様の人数、平均在院日数、平均年齢、リハビリ病院などへの転院率を示しています。当院では、救急医療を行っており発症後3日以内の脳梗塞を多く扱っていることがわかります。高齢者で片足・片手に力が入らない、呂律が回らない、意識がおかしい、めまいがするなどの症状から救急車で運ばれる患者様がほとんどです。患者数は昨年とほぼ変わりありません。一般の内科疾患に比較し、平均在院日数が非常に長い傾向にあります。退院は後遺症などにより自宅に帰宅できない場合が多く、他の病院にリハビリの目的で転院する場合が多くあります。

6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

  • 診療科別に、患者数の多い上位5つまでの手術を示しています。
  • 同一手術のなかで複数の手術手技を行った場合、主たるもののみ数えています。また、複数の診療科に転科してそれぞれの科で手術を行った場合、医療資源を最も投入した傷病名の診療科として、主たる手術をのみを数えています。
  • 輸血関連、創傷処理、皮膚切開術、非観血的整復術、徒手整復術、軽微な手術は除外しています。
  • 「術前日数」は入院日から主たる手術の手術日の前日までの日数で、「術後日数」は手術日当日から退院日までの日数です。
  • 転院率=転院数÷Kコード別の全退院患者数

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総合診療科


Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 19 2.89 19.79 5.26 73.32
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症) 17 5.71 19.12 5.88 75.76
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 14 7.36 12.57 14.29 79.29
K654 内視鏡的消化管止血術 14 1.43 18.43 21.43 77.71
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極)

当院消化器内科では、胆管結石などで胆道の閉塞を生じた場合などに、内視鏡的胆道ステント留置術を行っております。新型コロナウイルス感染症の影響もあり、昨年より件数は減少しています。胃潰瘍や大腸憩室からの出血などの際には、内視鏡的消化管止血術を行っております。また、循環器内科では、冠動脈疾患に対し、緊急経皮的冠動脈ステント留置術を行っており、昨年と比較し件数が増加しています。完全房室ブロックには、ペースメーカー移植術を行っております。



消化器内科


Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 84 0.05 1.00 0.00 64.14
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 25 2.84 10.44 4.00 71.96
K6871 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみのもの) 20 1.60 3.45 0.00 69.00
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm以上) 16 0.06 1.00 0.00 58.50
K6152 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(選択的動脈化学塞栓術) 12 1.00 5.92 0.00 74.42

  • 大腸ポリープの内視鏡治療:癌検診や日常診療の中で発見される大腸ポリープには大腸癌に進展していくものもあることから内視鏡治療の対象となる場合があります。しかし、すべての大腸ポリープが治療を必要とする訳ではないので担当の消化器専門医とよく相談することが大切です。治療に伴う偶発症(気を付けていても一定の頻度で生じる有害事象)として出血や穿孔(腸の壁に穴があくこと)があるので少なくとも一泊二日の入院が必要となります。また、脳神経疾患や心疾患などで血液を固まりにくくする薬を内服している患者さんはそれらの内服を一定期間中止しなくてはいけないので主治医と中止に伴うリスクを慎重に検討する必要があります。
  • 胆管炎の内視鏡治療:胆管結石や膵癌、胆管癌により胆汁の鬱滞を生じた胆管内に細菌感染による胆管炎に対する内視鏡治療は近年、増加しています。胆管炎は感染した細菌が全身に回ってしまう“敗血症”に進展する可能性が大きいことから状況に応じて緊急治療が必要となります。内視鏡を用いて感染した胆汁が鬱滞している胆管にステントという“プラスティック製の土管”を留置する治療を行います。
  • 早期胃癌の内視鏡治療:早期胃癌の中でも病変の深さが粘膜内に留まる場合には手術して胃を切除せずに内視鏡を用いて治療できる場合があります。近年は粘膜の下の層である粘膜下層を剥離することで粘膜内に留まる胃癌を切除する“ESD”という治療方法が普及してきました。胃がそのまま残ることで身体に対するダメージが少なくて済みます。しかし、治療に伴う偶発症(気を付けていても一定の頻度で生じる有害事象)として出血や穿孔(腸の壁に穴があくこと)があるので約一週間の入院が必要です。



循環器内科


Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 102 1.37 3.69 2.94 70.90
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 82 0.85 9.88 6.10 73.59
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症) 41 0.05 16.78 17.07 68.88
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極) 27 1.15 10.26 7.41 79.44
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞) 12 0.00 16.08 8.33 76.08

循環器内科は、狭心症、心筋梗塞に対するカテーテル治療を非常に多く行っております。加えて、足の血管が閉塞する閉塞性動脈疾患の治療件数が多いことも大きな特徴です。さらに特筆すべきは、これらの治療が、当院の大きな特徴である、全科をあげた診療協力に支えられた総合診療体制のもとに行われている点です。この体制により、心臓以外にも問題を抱える患者さんにも総合的なアプローチにより安心して治療を受けていただける環境を提供しております。



腎臓内科


Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K6121イ 末梢動静脈瘻造設術(内シャント造設術)(単純) 21 5.52 10.95 0.00 62.48
K3772 口蓋扁桃手術(摘出)
K6147 血管移植術、バイパス移植術(その他の動脈)
K635-3 連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術
K616-41 経皮的シャント拡張術・血栓除去術(初回)

血液透析導入の際には、内シャント増設術を行っております。腹膜透析導入の際には、当院外科とも協力して、腹膜カテーテル挿入術を行っております。維持血液透析患者のシャント狭窄に関しては、当院放射線科と協力して、バルーン拡張術を行っております。IgA腎症に対しては、当院耳鼻科と協力して扁桃摘出術を行っております。



外科


Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 94 1.49 4.38 1.06 61.10
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 39 1.03 1.44 0.00 62.49
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 33 0.55 4.88 0.00 37.85
K6335 鼠径ヘルニア手術 26 1.15 3.27 0.00 68.19
K4762 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わない)) 25 1.12 4.24 0.00 63.64

当院は地域医療センターとして、多くの緊急疾患を受け入れております。なかでも胆嚢炎、虫垂炎などの疾患が多くみられます。早期の治療を心がけるとともに、患者さんの身体への負担を考慮し、積極的に腹腔鏡での手術を行い、早期退院を目指しています。



整形外科


Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K0461 骨折観血的手術(肩甲骨、上腕、大腿) 166 1.70 25.16 39.16 76.59
K0821 人工関節置換術(肩、股、膝) 106 2.04 17.25 3.77 69.95
K0811 人工骨頭挿入術(肩、股) 76 2.83 25.54 38.16 81.74
K1425 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(椎弓切除) 62 1.08 11.79 4.84 73.08
K0483 骨内異物(挿入物を含む)除去術(前腕、下腿) 59 1.00 1.34 0.00 42.15

地域基幹病院として外傷を中心とした救急患者様を積極的に受け入れております。主に骨粗鬆症の患者様に生じる大腿骨近位部骨折や脊椎椎体骨折、手関節周辺骨折の手術が多くなっています。手術待期期間をできるだけ短縮し、早期にリハビリテーションが開始できるよう努めています。また、多くの患者様が機能回復のため、綿密な連携の取れる連携病院・施設に転院し、リハビリテーションを行っております。人工関節置換術は精度の高い手術支援ナビゲーションを導入し、よりよい関節機能回復を目指しています。



脳神経外科


Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 23 0.17 7.17 4.35 76.65
K145 穿頭脳室ドレナージ術
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング(1箇所)
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術(その他)
K1426 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(椎弓形成)

慢性硬膜下血腫では1週間前後の入院でほぼ全例が自宅退院しています。脳動脈瘤は未破裂は1週間の入院で自宅退院できます。破裂脳動脈瘤、つまりくも膜下出血、脳内出血、急性硬膜下血腫では意識障害、片麻痺などの後遺症が残ることが多く、リハビリが必要となり、地域と連携します。脳腫瘍では手術、放射線治療、化学療法など症例に応じて当院で治療が可能ですが、必要に応じて大学病院とも連携します。脊髄疾患、水頭症、末梢神経疾患などその他の治療も行っています。



眼科


Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他のもの) 190 0.07 1.13 0.00 75.30
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含む) 58 0.07 3.64 3.45 67.40
K281 増殖性硝子体網膜症手術 22 0.05 4.95 0.00 46.05
K277-2 黄斑下手術 10 0.00 4.30 0.00 83.10
K2684 緑内障手術(緑内障治療用インプラント挿入術)(プレートなし)

白内障手術(水晶体再建術)は、通常の眼内レンズだけでなく付加価値レンズ(乱視矯正レンズ、多焦点レンズ)を導入しています。また網膜硝子体疾患(網膜剥離、黄斑前膜、黄斑円孔、糖尿病網膜症、硝子体出血など)は、不可逆性の機能障害をきたすことがあるため、適応があれば時期を逃さず積極的に手術療法をおこなっています。いずれの疾患でも短期入院を推奨しており、白内障手術および網膜硝子体手術でも入院治療だけでなく日帰り手術にも対応しています。



耳鼻咽喉科


Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K3772 口蓋扁桃手術(摘出) 58 0.95 7.31 0.00 27.78
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 57 1.00 2.95 0.00 60.39
K347-5 内視鏡下鼻腔手術1型(下鼻甲介手術) 32 1.00 3.16 0.00 37.03
K340-6 内視鏡下鼻・副鼻腔手術4型(汎副鼻腔手術) 30 1.00 3.07 0.00 49.27
K4571 耳下腺腫瘍摘出術(耳下腺浅葉摘出術) 22 1.05 2.95 0.00 58.95

DPCデータによりますと、この数年間、当科は茨城県内で最も多くの耳鼻咽喉科系疾患の入院診療を行ってきました。2020年度には、400名以上の患者さまの手術を施行させていただきました。上記の他、鼓室形成術や鼓膜形成術など顕微鏡下または内視鏡下に行う耳の手術、難治性アレルギー性鼻炎に対する超音波メスを用いた後鼻神経切断術、喉頭腫瘍や声帯ポリープ手術、甲状腺手術を多く行いました。悪性腫瘍に対しては、舌がん、甲状腺がん、咽頭がん、喉頭がんなどの手術を行っております。

7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

  • 最も医療資源を投入した傷病名が、播種性血管内凝固症候群、敗血症、その他の真菌感染症、手術・処置等の合併症にあたる方について、入院のきっかけとなった傷病名との同一性の有無を区別して症例数を数えています。
  • 同一性の有無とは、「最も医療資源を投入した傷病名」と「入院のきっかけとなった傷病名」とを比較し、DPC6桁レベルで対応している場合は「同一」、対応していない場合は「異なる」としています。
  • 発生率=同一性の有無を区別した各症例数÷全退院数

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DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一
異なる
180010 敗血症 同一 34 0.47
異なる 36 0.49
180035 その他の真菌感染症 同一
異なる
180040 手術・処置等の合併症 同一 15 0.21
異なる

  • 当院では、感染症教育と感染症サーベイランス結果に基づいた抗菌薬の適正使用に院内を挙げて取り組んでいます。その結果、播種性血管内凝固症候群やその他の真菌感染症に関して年に10例以下の水準を達成しています。また、重篤な感染症の結果として起こりえる敗血症に関しては、当院の特徴である全科を挙げた診療体制によって早期治療介入と臓器横断的・総合的な治療が可能となっています。
  • 手術に際しては、日本整形外科学会症例レジストリーに参加し、また病院ホームページに手術内容を掲載するなど、積極的に情報公開を行っております。手術に関連する合併症も引き起こさないよう手術支援ナビゲーションを導入し、細心の注意を払って施行しています。骨・関節術後感染予防ガイドラインに則り、定期的なサーベイランスを施行することで、術後感染の発生予防に努めております。

更新履歴

2021/10/1「令和二年度 総合病院水戸協同病院 病院指標」公開

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