平成29年度 総合病院水戸協同病院 病院指標メイン画像

病院の紹介平成29年度 総合病院水戸協同病院 病院指標

当院では、DPCデータを基に病院指標を作成し公開しています。

集計対象は、平成29年度(平成29年4月1日~平成30年3月31日)に当院一般病棟を退院された患者様です。保険のみ(公費、生活保護を含む)を使用した方が対象のため、自動車賠償責任保険や労災保険、自費等の患者様は含まれていません。

DPCとは

入院患者様の傷病および治療内容の組み合わせを基に、一日当たりの医療費を定額化した国の制度です。全国急性期病院の多くでこのシステムが適用されています。

病院指標とは

厚生労働省の定める全国統一の定義と形式に基づきDPCデータから集計した、病院の特色や現状を示す指標です。この指標を自院で分析し市民の皆様に広く公開することでデータの精度を向上させ、医療の質を高めることを目的としています。

医療法における病院等の広告規制について(厚生労働省)

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞のICD10別患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

指標の読み方

  • 「在院日数」とは入院日から退院日までの日数で、外泊も含まれます。
  • 患者数が10未満の場合、数値ではなく-(ハイフン)を記載しています。

 

1.年齢階級別退院患者数

10歳刻みの年齢階級別に患者数を示しています。年齢は入院日時点の満年齢です。
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年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 31 307 263 377 559 798 1552 2027 1629 451

平成29年度の全退院患者数は7994人でした。60歳代から80歳代の年齢層が多く、総数の65%を占めています。

 

2.診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

・診療科別に、患者数が多い上位5つの診断群分類(14桁DPCコード)について、コード、名称、患者数、自院の平均在院日数、全国の平均在院日数、転院率、平均年齢、患者用パスを示しています。
・内科から外科などへ転科した場合や、同じ疾患に対し複数の科で診察をした場合は、医療資源を最も投入した傷病の診療を担当した医師の所属する診療科で集計しています。
・「全国の平均在院日数」は、厚生労働省が算出した「診断群分類別患者数等に資するDPC対象病院における診断群分類別平均在院日数(平成29年度)」を使用しています。
・転院率 = 転院数 ÷ DPC別患者数

DPCコードとは

傷病および治療内容の組み合わせ(診断群分類)は平成27年度は全部で2873通りあり、それぞれに14桁で構成される「診断群分類番号」が割り振られています。この番号による分類では、実際の臨床像とはイメージが異なり、類似した疾患が別々に集計されていますので、注意が必要です。

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総合診療科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x00x 【誤嚥性肺炎】 手術および人工呼吸をおこなわず,合併症がない 90 21.60 20.83 21.11 85.54
110310xx99xx0x 【腎臓または尿路の感染症】 手術をおこなわず,合併症がない 77 12.03 12.34 11.69 77.47
180010x0xxx0xx 【敗血症(1歳以上)】 手術をおこなわない 76 22.21 19.01 10.53 78.37
030400xx99xxxx 【前庭機能障害】 手術をおこなわない 47 4.19 5.15  – 68.74
050130xx99000x 【心不全】 手術および心臓カテーテル法による諸検査等をおこなわず,合併症がない 46 17.46 17.71 10.87 86.20

当院は急性期の一般病院で、2次救急医療の中核的な位置付けとなって地域医療に貢献を目指しており、その結果を反映した結果となっています。つまり、高齢で胸痛、呼吸困難、発熱などから救急車で運ばれ緊急入院する患者様が多く、心筋梗塞や狭心症、肺炎といったよくある疾患が上位を占めています。内科入院は総合診療体制で、科の垣根なく診療する仕組みで行っています。

消化器内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060035xx99x00x 【結腸(虫垂を含む)の悪性腫瘍】 手術をおこなわず,合併症がない 68 2.32 7.21 1.47 77.43
060340xx03x00x 【胆管(肝内外)結石,胆管炎】 内視鏡的乳頭切開術等をおこない,合併症がない 39 9.03 10.61 75.67
060102xx99xxxx 【穿孔または膿瘍を伴わない憩室性疾患】 手術をおこなわない 21 6.90 7.87 68.33
060020xx04x0xx 【胃の悪性腫瘍】 内視鏡的胃,十二指腸ポリープ・粘膜切除術等をおこなう 16 8.44 8.73 71.06
060140xx97x00x 【胃十二指腸潰瘍,胃憩室症,幽門狭窄(穿孔を伴わないもの)】 内視鏡的消化管止血術等をおこない,合併症がない 16 9.44 10.71 68.75

呼吸器内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040030xx99xxxx 【呼吸器系の良性腫瘍】 手術をおこなわない 43 2.09 5.00 67.70
040040xx99040x 【肺の悪性腫瘍】 手術および放射線療法をおこなわず化学療法をおこない,合併症がない 39 10.62 11.99 69.18
040040xx9909xx 【肺の悪性腫瘍】 手術をおこなわず,ベバシズマブを投与する 18 11.61 10.56 61.61
040040xx99000x 【肺の悪性腫瘍】 手術をおこなわず,合併症がない 15 14.47 14.60 26.67 72.40
040110xxxxx0xx 【間質性肺炎】 人工呼吸やシベレスタットナトリウム水和物を投与しない 14 9.00 19.65 70.36

当院は急性期の一般病院で、2次救急医療の中核的位置づけとなって地域医療への貢献を目指しており、その結果を反映した結果となっております。高齢で咳嗽、呼吸困難、発熱などの症状で受診される方が多く、肺腫瘍では有症状の症例が多くを占めています。このため内科的薬物療法が選択される症例の割合が高いという結果になっております。

内分泌代謝・糖尿病内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
100180xx99000x 【副腎皮質機能亢進症,非機能性副腎皮質腫瘍】 手術をおこなわず,合併症がない 50 4.12 5.76 51.90
100071xx99x110 【2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く,末梢循環不全あり)】 手術をおこなわず,インスリン製剤を投与し,合併症があり,85歳未満 30 13.40 15.63 6.67 58.37
100140xx99x2xx 【甲状腺機能亢進症】 手術をおこなわず,I131内用療法をおこなう 20 5.15 9.58 52.20
100040xxxxx00x 【糖尿病性ケトアシドーシス,非ケトン昏睡】 透析をおこなわず,合併症がない 17 10.59 13.57 5.88 49.06
100070xx99x110 【2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く,末梢循環不全なし)】 手術をおこなわず,インスリン製剤を投与し,合併症があり,85歳未満  –  – 15.87  –

2型糖尿病をはじめ1型糖尿病や糖尿病合併妊娠といった様々なタイプの糖尿病患者様の診療を行っております。食事療法、内服・インスリン治療、フットケアなど専門の医師及び看護師、管理栄養士による総合的な糖尿病診療が可能です。更に神経障害、網膜症、腎症といった糖尿病による合併症や心筋梗塞・脳梗塞といった動脈硬化症を有する患者様に対しましても、他科との連携しそれぞれの専門医と共に治療しております。また、内分泌疾患(原発性アルドステロン症といった副腎疾患や下垂体腫瘍などの下垂体疾患)の診断・治療や甲状腺機能亢進症に対する内服治療やアイソトープ治療を行っております。

循環器内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx02000x 【狭心症,慢性虚血性心疾患】 経皮的冠動脈ステント留置術等の手術をおこない,心臓カテーテル法による諸検査や血管内超音波検査をおこなう 201 4.49 4.62 1.49 70.92
050050xx99100x 【狭心症,慢性虚血性心疾患】 手術をおこなわず,心臓カテーテル法による諸検査をおこなう 170 2.92 3.03 0.59 68.63
050050xx99200x 【狭心症,慢性虚血性心疾患】 心臓カテーテル法による諸検査や血管内超音波検査等をおこない,合併症がない 138 3.02 3.19 69.50
050170xx03000x 【閉塞性動脈疾患】 四肢の血管拡張術・血栓除去術等の手術,心臓カテーテル法による諸検査をおこない,合併症がない 82 5.62 5.68 1.22 71.68
050130xx99000x 【心不全】 手術および心臓カテーテル法による諸検査等をおこなわず,合併症がない 34 13.97 17.71 77.76

循環器内科は、狭心症、心筋梗塞に対するカテーテル治療を非常に多く行っております。加えて、足の血管が閉塞する閉塞性動脈疾患の治療件数が多いことも大きな特徴です。さらに特筆すべきは、これらの治療が、当院の大きな特徴である、全科をあげた診療協力に支えられた総合診療体制のもとに行われている点です。この体制により、心臓以外にも問題を抱える患者さんにも総合的なアプローチにより安心して治療を受けていただける環境を提供しております。
その代表が心不全に対する治療です。心不全は多くの科の協力による集学的な治療が必要であり、たくさんの患者さんを治療しております。

腎臓内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110280xx99010x 【慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全】 手術をおこなわず,透析をおこない,合併症がない 22 18.05 14.55 18.18 64.23
110260xx99x0xx 【ネフローゼ症候群】 手術をおこなわない 14 36.00 22.12 56.93
110280xx02x00x 【慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全】 内シャント設置術をおこない,合併症がない 14 4.86 8.50 69.79
110280xx991x0x 【慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全】 手術をおこなわず,経皮的針生検法をおこない,合併症がない 12 7.33 7.35 50.67
050130xx99020x 【心不全】 手術をおこなわず,透析をおこない,合併症がない  – 24.77  –

当科の扱っている疾患は検尿異常からネフローゼ症候群の検査・治療、保存期腎不全の管理と透析導入、維持透析中の合併症、急性腎不全の治療に対応しています。
15歳以上であれば学校健診での検尿異常の方にも腎生検を行っています。
顕微鏡的多発血管炎等による急速進行性腎炎、他にも急性腎炎の精査治療も行います。
ネフローゼ症候群を来す患者さんも多く来院されます。
IgA腎症に関しては耳鼻科における扁桃摘出後にステロイド治療、多発嚢胞腎に対する治療も行っています。血液透析導入だけでなく腹膜透析も行っています。
緊急で行うカテーテルでの透析も多数対応しています。いろいろな特殊血液浄化も行っています。

膠原病リウマチ内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
070560xx99x0xx 【全身性臓器障害を伴う自己免疫性疾患】 手術をおこなわない 12 12.75 17.16 74.25
040110xxxxx0xx 【間質性肺炎】 人工呼吸やシベレスタットナトリウム水和物を投与しない  –  – 19.65  –
040150xx99x0xx 【肺・縦隔の感染,膿瘍形成】 手術をおこなわない  –  – 23.68  –
070470xx99x2xx 【関節リウマチ】 手術をおこなわず,リハビリをおこなう  –  – 23.43  –
110310xx99xx0x 【腎臓または尿路の感染症】 手術をおこなわず,合併症がない  –  – 12.34  –

いわゆる膠原病リウマチ性疾患(全身性エリテマトーデス、皮膚筋炎、強皮症、関節リウマチなど)や膠原病類縁疾患(顕微鏡的多発血管炎、高安病、成人発症スティル病など)といわれる疾患群に、生命予後や臓器機能予後に重大に影響する全身症状や内蔵臓器障害(高度発熱、間質性肺炎、腎炎、関節炎など)を伴っている場合、入院加療を要しています。また高度な免疫抑制療法を要する患者さんに、ときに治療合併症として感染症を来し、入院加療を要している内容を表しています。
科別表示となっているため、総合診療内科に入院した当科該当疾患の関連入院の患者数は含まれていませんが、診療内容は上記と同様です。

神経内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010110xxxxx40x 【免疫介在性・炎症性ニューロパチー】 ガンマグロブリンを投与し,合併症がない 19 12.95 16.95 56.53
010060×2990401 【脳梗塞】発症前Rankin Scale0-2 脳卒中発症3日目以内,かつ,意識レベル10未満であり,手術をおこなわず,エダラボンを投与し,合併症がない 12 13.67 16.38 25.00 63.00
010060×2990201 【脳梗塞】発症前Rankin Scale0-2 脳卒中発症3日目以内,かつ,意識レベル10未満であり,手術をおこなわず,リハビリをおこない,合併症がない 10 17.00 16.51 0.20 73.30
010061xxxxx0xx 【一過性脳虚血発作】  – 6.28  –
010230xx99x00x 【てんかん】 手術をおこなわず,合併症がない  –  – 6.32  –

当院は急性期の一般病院で、二次救急医療を担っています。そのため脳梗塞による入院が多くなりますが、脳梗塞は一般内科として入院することも多いため見かけ上当科での入院は少なくなっています。重症例も多く、急性期治療後にリハビリテーション目的で他院に転院する患者様も多くいらっしゃいます。その他、免疫性、炎症性疾患も受け入れており、ステロイドやガンマグロブリンを用いた専門的治療も行っております。

外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060150xx03xxxx 【虫垂炎】 腹腔鏡下虫垂切除術等をおこない,虫垂周囲膿瘍を伴わない 47 4.79 5.56 39.74
060335xx02000x 【胆嚢水腫,胆嚢炎等】 腹腔鏡下胆嚢摘出術等をおこない,合併症がない 45 8.78 7.40 2.22 60.53
040040xx97x0xx 【肺の悪性腫瘍】 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術等をおこなう 42 7.95 12.35 69.69
090010xx03x0xx 【乳房の悪性腫瘍】 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの))をおこなう 27 5.52 6.37 59.96
060035xx01000x 【結腸(虫垂を含む)の悪性腫瘍】 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術等をおこない,合併症がない 23 14.65 15.61 4.35 72.78

悪性疾患の手術では結腸癌・肺癌・乳癌を多く行っています。また,虫垂炎や胆嚢炎に対しても積極的に腹腔鏡を用いて手術を行っています。

整形外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 【股関節大腿近位骨折】 骨折観血的手術(肩甲骨,上腕,大腿),人口骨頭挿入術(肩,股)等をおこなう 189 24.50 27.09 54.50 82.59
070343xx99x1xx 【脊柱管狭窄(脊椎症を含む) 腰部骨盤,不安定椎】 手術をおこなわず,脳脊髄腔造影剤使用撮影等をおこなう 108 2.33 2.93 69.56
070370xx99xxxx 【脊椎骨粗鬆症】 手術をおこなわない 86 20.94 22.44 32.56 80.72
070343xx01x0xx 【脊柱管狭窄(脊椎症を含む) 腰部骨盤,不安定椎】 脊椎固定術,椎弓切除術,椎弓形成術の後方椎体固定等をおこなう 72 16.83 21.70 4.17 62.11
160620xx01xxxx 【肘,膝の外傷(スポーツ障害等を含む)】 関節鏡下靱帯断裂形成手術(十字靱帯)等をおこなう 71 8.08 11.41 23.04

地域基幹病院として救急患者様を積極的に受け入れております。主に骨粗鬆症の患者様に生じる大腿骨近位部骨折や脊椎椎体骨折の治療のために入院される患者様が多くなっています。また、多くの患者様が機能回復のため、綿密な連携の取れる連携病院・施設に転院し、リハビリテーションを行っております。脊柱管狭窄しょうなどの脊椎疾患に対しては、術前の詳細な評価のため脊髄造影検査を行い、脊椎手術を安全に行うよう努めています。スポーツ外傷・障害は当院の特徴の一つであり、膝前十字靱帯断裂手術・半月手術や肘関節内側側副靱帯断裂・離断性骨軟骨炎の手術を数多く行い、術後再発予防管理を含めたアスレチック・リハビリテーションを行って、安全に早期に競技復帰できることを目標としています。人工関節置換術は十分な膝関節機能回復を目指し、早期より術後リハビリテーションを行い、2週間で自宅退院が可能となっています。

皮膚科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080020xxxxxxxx 【帯状疱疹】 手術をおこなわない 25 8.16 8.95 71.20
080011xx99xxxx 【急性膿皮症】 手術等をおこなわない 10 9.00 11.73 49.30
080110xxxxx0xx 【水疱症】  –  – 29.24  –
080250xx9701xx 【褥瘡潰瘍】 皮膚切開術等および重度褥瘡処置をおこなう  –  – 45.45  –
080006xx01x0xx 【皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外)】 皮膚悪性腫瘍切除術等の手術をおこなう  –  – 8.50  –

当院皮膚科では、帯状疱疹や蜂窩織炎などの急性感染症の点滴治療などに力を入れているため、それらの疾患が多くなっています。特に帯状疱疹については、薬剤投与が7日となっていますので、平均在院日数は適当かと考えます。また、皮膚悪性・良性腫瘍の切除も形成外科と連携して行い、一泊二日などの短期入院にも対応しています。外来などで対応する日帰り手術も充実しているため、入院数は専門施設よりも少なめに推移しているかも知れません。

脳神経外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010040x099x00x 【非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)】 意識レベル10未満の症例で,手術等をおこなわず,合併症がない 25 20.20 19.10 44.00 66.80
160100xx97x00x 【頭蓋・頭蓋内損傷】 硬性硬膜下血腫穿孔洗浄術等をおこない,合併症がない 11 13.82 9.68 27.27 80.55
160100xx99x00x 【頭蓋・頭蓋内損傷】 手術等をおこなわず,合併症がない  –  – 7.34  –
010040x199x00x 【非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)】 意識レベル10以上の症例で,手術等をおこなわず,合併症がない  –  – 21.36  –
010050xx02x00x 【非外傷性硬膜下血腫】 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術等をおこない,合併症がない  –  – 11.75  –

頭蓋内血腫と頭部外傷が多く、重症ほど後遺症が残ります。当院では全身合併症のある高齢者が多いため、入院が長く、転院が多くなります。自宅退院できない場合は、当院でリハビリを行いながら、本人家族の希望する転院先を相談します。脳出血も頭部外傷も手術で改善する例は手術を行っています。脳梗塞は原則、内科入院となります。当科ではクリティカルパスを整備し、医療者間の意思疎通と漏れの無い治療を目指しています。

泌尿器科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
11012xxx97xx0x 【上部尿路疾患】 経尿道的尿管ステント留置術等をおこない,合併症がない 11 2.27 7.20 81.18
110070xx02020x 【膀胱腫瘍】 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術等および化学療法をおこない,合併症がない 10 14.80 7.64 76.90
110200xx02xxxx 【前立腺肥大症等】 経尿道的前立腺手術をおこなう  –  – 9.73  –
110080xx97x3xx 【前立腺の悪性腫瘍】 経尿道的尿管ステント留置術等および化学療法をおこなう  –  – 24.70  –
110420xx97xx0x 【水腎症(その他)】 経尿道的尿管ステント留置術等をおこない,合併症がない  –  – 5.17  –

当科では尿管が結石や狭窄症により閉塞し、腎孟腎炎や腎機能障害を来した際、尿管ステント留置により、症状改善を計っています。膀胱鏡を用いて、ステント(細経カテーテル)を閉塞部の脇を通過させ、腎臓から膀胱まで尿が流れる様にします。
又、表在性の膀胱癌に対しては、尿道から挿入した内視鏡を用いて切除した後、膀胱内に抗癌剤を注入する治療を行っています。
又、薬物治療の無効な前立腺肥大症に対しては、麻酔下に、尿道から切除用内視鏡を挿入し、肥大した腺腫を切除します。日本に導入されてから50年以上の実績のある手術法です。
又、前立腺腫瘍マーカーが高値で、癌の疑いが強い場合、1泊入院で、エコーガイド経直腸的前立腺針生検を行い、病理組織学的に診断しています。

眼科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020200xx9710xx 【黄斑,後極変性】 硝子体茎顕微鏡下離断術等および水晶体再建術をおこなう 22 6.32 7.31 70.27
020160xx97xxx0 【網膜剥離】 硝子体茎顕微鏡下離断術等をおこなう(片眼) 15 5.40 10.21 67.07
020180xx97x0x0 【糖尿病性増殖性網膜症】 増殖性硝子体網膜症手術等をおこなう(片眼) 10 6.10 7.96 60.90
020200xx9700xx 【黄斑,後極変性】 硝子体茎顕微鏡下離断術等をおこない,水晶体再建術等はおこなわない 10 4.20 7.38 66.50
020240xx97xxx0 【硝子体疾患】 硝子体茎顕微鏡下離断術等をおこなう(片眼)  – 6.63  –

白内障手術(水晶体再建術)は、通常の眼内レンズだけでなく付加価値レンズ(乱視矯正レンズ、多焦点レンズ)を導入しています。また網膜硝子体疾患(網膜剥離、黄斑前膜、黄斑円孔、糖尿病網膜症、硝子体出血など)は、不可逆性の機能障害をきたすことがあるため、適応があれば時期を逃さず積極的に手術療法をおこなっています。いずれの疾患でも短期入院を推奨しており、白内障手術および網膜硝子体手術でも状態によって入院治療だけでなく日帰り手術にも対応しています。

耳鼻咽喉科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030350xxxxxxxx 【慢性副鼻腔炎】 内視鏡下鼻・副鼻腔手術Ⅲ型等をおこなう 120 6.80 7.23 55.44
030428xxxxxxxx 【突発性難聴】 54 6.94 9.18 52.98
030230xxxxxxxx 【扁桃,アデノイドの慢性疾患】 口蓋扁桃手術(摘出)等をおこなう 46 9.78 8.01 25.11
030300xx01xxxx 【声帯の疾患(その他)】 喉頭腫瘍摘出術(直達鏡)等をおこなう 39 3.33 4.84 65.46
030390xx99xxxx 【顔面神経障害】 手術をおこなわない 39 6.90 9.45 49.03

DPC全国統計によりますと、この数年間当科は茨城県内でも多くの入院患者さまを受け入れております。2017年度には1,344人の紹介患者さまを受け、延5,947人の患者さまの入院診療を行いました。慢性副鼻腔炎に対する内視鏡下鼻副鼻腔手術、アレルギー性鼻炎に対する後鼻神経切断術、IgA腎症等に対する扁桃摘出手術、頭頸部悪性腫瘍、声帯ポリープ、中耳手術、唾液腺手術、甲状腺手術などの手術目的の入院の他、扁桃周囲膿瘍などの感染症、突発性難聴、顔面神経麻痺など取り扱う疾患も多様です。頭頸部悪性腫瘍につきましては、根治的な手術の他、トモセラピー装置を用いた放射線療法を行うのが特色です
 

3.初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

・医療資源を最も投入した傷病名が胃癌、大腸癌、乳癌、肺癌、肝癌だった方について、延べ患者数を示しています。
・「初発」とは、当院において当該腫瘍の診断や初回治療を実施した場合をいいます。「再発」とは、当院・他施設を問わず初回治療が完了した後に当院で診療を行った場合や、治療がんが寛解した後に局所再発・再燃または新たな遠隔転移をきたした場合をいいます。
・「UICCのTNM病期分類」とは、国際対がん連合によるがんの病期の評価および分類のことで、stage0からstageⅣまであり、stageⅣが最も進行した状態になります。
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初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 33  – 11  –  –  – 1 7
大腸癌 13 41 32 30  – 19 1 7,8
乳癌 22 15  –  –  –  – 1 7
肺癌 22  – 23 82  – 44 1 7,8
肝癌  –  –  –  –  –  – 1 7

※1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
胃癌についてはStage Iの占める割合が昨年度比で増加しています。
大腸癌に関しては、Stage IIからStage IVの割合が多い傾向です。
当院外科では大腸癌に対する腹腔鏡手術・化学療法を積極的に行っており、集学的な治療を行うことが可能となっています。また肺癌はほぼすべての手術を胸腔鏡下に行っています。
 

4.成人市中肺炎の重症度別患者数等

・20歳以上で、入院のきっかけとなった傷病名および最も医療資源を投入した傷病名が肺炎等である方について、日本呼吸器学会の定める「A-DROPスコア」を用いて重症度を分類し、重症度別に患者数、平均在院日数、平均年齢を示しています。
・「A-DROPスコア」は下記の5つの因子で構成されています。
Age(年齢):男性70歳以上、女性75歳以上
Dehydration(脱水):BUN 21mg/dL以上または脱水あり
Respiration(呼吸):SpO2<=90%(PaO2 60Torr 以下)
Orientation(意識障害):意識障害あり
Pressure(収縮期血圧):収縮期血圧90mmHg以下
当指標では、1項目も該当しなければ軽症、1~2項目該当すれば中等症、3項目該当すれば重症、4~5項目該当または意識障害ありの場合は超重症、1つでも不明な場合は「不明」としています。

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患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 26 9.38 53.38
中等症 137 14.32 80.12
重症 46 19.78 85.43
超重症 19 19.79 83.00
不明  –  –  –

市中肺炎(特殊ではない一般の肺炎)の重症度別の患者数、平均入院期間、平均年齢の内訳を示しています。年齢の若い方の重症度は低く、入院期間も短い傾向になっています。重症度の高い肺炎は、80歳以上の高齢者に多く、入院期間も伸びる傾向にあり、もともとの体力や回復力、他の病気の有無(糖尿病、癌、ステロイドを必要とする病気など)が関係しています。
 

5.脳梗塞のICD10別患者数等

・最も医療資源を投入した傷病名が脳梗塞にあたる方を、脳卒中の発症日から「3日以内」「その他」に分けて、患者数、平均在院日数、平均年齢、転院率を示しています。
・転院率 = 転院数 ÷ 患者数
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発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 154 20.67 74.59 32.73
その他 11 23.55 70.36 3.03

脳梗塞の患者様の人数、入院期間、平均年齢、リハビリなどの転院率を示しています。当院では、発症後3日以内の脳梗塞を多く扱っていることがわかります。高齢者で片足・片手に力が入らない、呂律が回らない、意識がおかしい、めまいがするなどの症状から救急車で運ばれる患者様がほとんどです。脳梗塞後は帰宅できない場合もあり、別な病院にリハビリなどで転院する場合もあります。
 

6.診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

・診療科別に手術件数の多い5術式の患者数、術前日数、術後日数、転院率、平均年齢、患者用パスを示しています。
・同一手術のなかで複数の手術手技を行った場合、主たるもののみ数えています。また、複数の診療科に転科してそれぞれの科で手術を行った場合、医療資源を最も投入した傷病名の診療科での手術のみを主たるものとして数えています。
・輸血関連、創傷処理、皮膚切開術、非観血的整復術、徒手整復術、軽微な手術は除外しています。
・「術前日数」は、入院日から主たる手術の手術日前日までの日数で、「術後日数」は、手術日当日から退院日までの日数です。
・転院率 = 転院数 ÷ Kコード別患者数
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総合診療科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 19 6.68 13.21 80.74
K654 内視鏡的消化管止血術 18 1.33 11.44 75.00
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術  –  –  –  –
K6871 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみ)  –  –  –  –
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他)  –  –  –  –

消化器内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 147 0.24 1.00 65.33
K654 内視鏡的消化管止血術 28 0.64 6.86 65.57
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm以上) 28 0.29 1.46 67.07
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 24 1.75 16.42 12.50 74.38
K6871 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみ) 23 1.35 6.39 4.35 76.78

循環器内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 189 1.22 3.41 1.59 70.80
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 102 1.37 6.03 5.88 72.16
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞) 22 0.00 14.73 9.09 75.23
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極) 22 2.91 9.77 9.09 80.91
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症) 20 0.05 10.50 67.10

当院の循環器内科は、全科をあげた診療協力に支えられた総合診療体制のもと、たくさんの狭心症、心筋梗塞のカテーテル治療を行っております。また、足の血管が閉塞する閉塞性動脈疾患の治療とペースメーカの植込み治療件数も多いことが特徴です。

腎臓内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K610-3 内シャント設置術 22 5.68 5.23 13.64 66.91
K3772 口蓋扁桃手術(摘出)  –  –  –
K616-4 経皮的シャント拡張術・血栓除去術  –  –  –  –
K596 体外ペースメーキング術  –  –  –  –
K6153 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(その他)  –  –  –  –

慢性腎炎、急性腎炎、急速進行性糸球体腎炎、ネフローゼ症候群、急性腎不全等に対して1年間に腎生検を30~40例。維持透析導入のためにシャント造設は20~25件行っています。腹膜透析の導入は1例行っています。維持透析患者さんに経皮的シャント拡張術は30~40件となっています。
緊急透析にも対応しています。カテーテルで行う緊急透析も行っています。長期留置型の透析用カテーテル留置も行っています。

外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 74 3.14 5.58 1.35 63.18
K6335 鼠径ヘルニア手術 69 1.30 2.59 2.90 66.10
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 47 0.36 3.47 39.87
K4762 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わない)) 27 1.00 3.52 59.96
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 1 4.74 12.26 7.41 72.37

地域医療センターとして良性疾患のうち緊急疾患を多く受け入れています。胆嚢摘出術は胆石症、急性胆嚢炎に対して施行しており5.58日の術後在院日数となっています。また、結腸癌に対する腹腔鏡手術は昨年と比較して増加傾向であり、術後在院日数は12.26日と減少傾向です。

整形外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(大腿、上腕等) 146 2.34 17.91 46.58 75.40
K0821 人工関節置換術(膝、股) 138 1.18 15.30 5.07 72.93
K0811 人工骨頭挿入術(股) 80 3.16 21.24 51.25 81.68
K0462 骨折観血的手術(下腿、前腕等) 69 4.42 8.58 5.80 44.35
K1426 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(椎弓形成) 58 1.76 12.64 10.34 68.60

地域基幹病院として救急患者様を積極的に受け入れており、骨折に対する手術が最も多くなっております。特に大腿骨近位部骨折の患者様は高齢で多くの合併症を伴いますが、各診療科と協力して安全に周術期の管理を行っています。また連携病院・施設に転院したり、介護保険など社会資源を活用し早期に受傷前の元の生活へ戻れるよう努めております。変形性関節症や関節リウマチに対する人工関節置換術では、早期の機能回復や社会復帰を目指しております。脊椎疾患に対する脊椎固定術・椎弓形成術では手術を安全に遂行するためにモニタリングを用いております。

脳神経外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 18 1.72 12.61 33.33 77.83
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術(その他)  –  –  –  –  –
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング(1箇所)  –  –  –  –  –
K145 穿頭脳室ドレナージ術  –  –  –  –  –
K1643 頭蓋内血腫除去術(開頭)(脳内)  –  –  –  –  –

慢性硬膜下血腫では1週間の入院でほぼ全例が自宅退院しています。脳動脈瘤は未破裂は1週間の入院で自宅退院できます。破裂脳動脈瘤、つまりくも膜下出血、脳内出血では意識障害、片麻痺などの後遺症が残ることが多く、リハビリが必要となり、地域と連携します。脳腫瘍では放射線治療や化学療法など腫瘍に応じて当院で治療が可能ですが、必要に応じて大学病院とも連携します。

泌尿器科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 26 0.31 2.46 3.85 80.04
K768 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術 18 0.00 1.00 5.56 66.83
K8036ロ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(その他) 12 2.42 18.58 8.33 78.50
K8412 経尿道的前立腺手術(その他)  –  –  –  –  –
K771 経皮的腎嚢胞穿刺術  –  –  –  –  –

当科では尿管が結石や狭窄症により閉塞し、腎孟腎炎や腎機能障害を来した際、尿管ステント留置により、症状改善を計っています。膀胱鏡を用いて、ステント(細経カテーテル)を閉塞部の脇を通過させ、腎臓から膀胱まで尿が流れる様にします。
又、尿路結石に対し、体外衝撃波結石破砕術(ESWL)を施行しています。鎮痛薬を投与のうえ、破砕装置の上で、50~70分間、安静にして頂きます。半数以上の方に効果があり、内服治療が無効の場合、先ず試みるべき治療といえます。
又、表在性の膀胱癌に対しては、尿道から挿入した内視鏡を用いて切除した後、膀胱内に抗癌剤を注入する治療を行っています。
又、薬物治療の無効な前立腺肥大症に対しては、経尿道的前立腺切除術(TUR-P)を施行しています。全身又は腰椎麻酔下に、尿道から切除用内視鏡を挿入し、肥大した腺腫を切除します。日本に導入されてから50年以上の実績のある手術法です。
又、著しく大きな腎嚢胞の為、腹痛や、便秘を来している場合には、嚢胞を穿刺して内容液を排出した後、内腔を薬液処理し、嚢胞液の再貯留を防止しています。

眼科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他) 157 0.00 1.10 75.85
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含む) 58 0.14 4.36 68.26
K281 増殖性硝子体網膜症手術  –  –  –  –
K277-2 黄斑下手術  –  –  –  –
K2821イ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(縫着レンズ挿入)  –  –  –  –

白内障手術(水晶体再建術)は、通常の眼内レンズだけでなく付加価値レンズ(乱視矯正レンズ、多焦点レンズ)を導入しています。また網膜硝子体疾患(網膜剥離、黄斑前膜、黄斑円孔、糖尿病網膜症、硝子体出血など)は、不可逆性の機能障害をきたすことがあるため、適応があれば時期を逃さず積極的に手術療法をおこなっています。いずれの疾患でも短期入院を推奨しており、白内障手術および網膜硝子体手術でも状態によって入院治療だけでなく日帰り手術にも対応しています。

耳鼻咽喉科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 77 1.03 4.84 55.53
K3772 口蓋扁桃手術(摘出) 57 1.00 8.00 25.82
K3932 喉頭腫瘍摘出術(直達鏡) 45 1.31 2.33 64.78
K340-6 内視鏡下鼻・副鼻腔手術4型(汎副鼻腔手術) 41 1.07 4.80 53.37
K319 鼓室形成手術 41 1.07 10.07 50.37

2017年度には、上記の他、鼻中隔矯正術(63件)乳突削開術(34件)甲状腺・副甲状腺手術(28件)頸部郭清術(26件)耳下腺手術(22件)先天性耳瘻管摘出術(13件)など、幅広い手術を行い、術式別に数えた手術総数は862件でした。頭頸部腫瘍については、喉頭癌、咽頭癌、唾液腺癌、鼻副鼻腔癌の他、甲状腺癌の手術症例が比較的多いのが当科の特徴です。
 

7.その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

・最も医療資源を投入した傷病名が、播種性血管内凝固症候群、敗血症、その他の真菌感染症、手術・処置等の合併症にあたる方について、入院のきっかけとなった傷病名との同一性の有無を区別して症例数を数えています。
・同一性の有無とは、「最も医療資源を投入した傷病名」と「入院のきっかけとなった傷病名」とを比較し、DPC6桁レベルで対応している場合は「同一」、対応していない場合は「異なる」としています。
・発生率 = 同一性の有無を区別した各症例数 ÷ 全退院数
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DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一  –  –
異なる  –  –
180010 敗血症 同一 59 0.74
異なる 68 0.85
180035 その他の真菌感染症 同一  –  –
異なる  –  –
180040 手術・処置等の合併症 同一 35 0.44
異なる  –  –

播種性血管内凝固症候群とは、敗血症などの重篤な病態の場合に起こる血液の障害のことを指します。血が止まりにくくなる、あるいは、血が固まりやすくなる症状が出ます。敗血症とは重篤な感染症の病態を指します。血液中に微生物が入りこむことや複数の臓器に障害がみられることがあります。真菌症は、微生物のうち、カビによる感染症です。ご入院中の方や免疫力が下がった方にカンジダを中心とする真菌感染症が起こりました。発生率は昨年度までと著変はありませんが、引き続き定期的に院内で感染症サーベイランスを施行していき、統計学的な検証を行う必要があります。

手術に際しては、いかなる合併症も引き起こさないよう細心の注意を払って施行しています。なかでも術後感染は長期に重篤な合併症を引き起こす可能性があるため、感染を起こさないために定期的にサーベイランスを施行し、発生予防に努めるほか、日本人工関節登録制度や関節鏡実態調査登録システムに参加し積極的に情報公開を行っております。

 

更新履歴

2018/09/28
「平成29年度 総合病院水戸協同病院 病院指標」公開

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