TOP >  病院長挨拶

病院長挨拶

 

筑波大学附属病院水戸地域医療教育センター茨城県厚生連総合病院水戸協同病院のホームページにようこそおいで下さいました。
水戸協同病院・地域医療教育センターでは筑波大学の教授,准教授,講師全25名を水戸協同病院に配し,総合診療体制を軸にした診療研修を展開して多くの高い評価を得て参りました。全国から研修医,指導医が当院に入職され,総員117名の医師を擁する水戸中心部地域医療の一大拠点となっています。
医療,病院を取り巻く環境は極めて熾烈です。医療の施策と国民が想い描く医療の姿がかい離し始めている様に感じます。国民が望んでいる医療の姿と,国が行おうとしている医療の姿の食い違いが,少しづつ大きくなっているのです。私ども病院は国民市民の皆様に寄り添い,皆様が望む姿の医療サービスを提供しようと努力をしていますが,それが国の施策に合致していなければ病院の経営状態は大変に厳しいものとなってまいります。
平成28年12月に発出された茨城県地域医療構想では人口推計と受診者の移動実績を基に将来の医療需要を推計し,その推計医療需要に見合った医療提供体制を整えることを求めています。水戸医療圏においては急性期,回復期機能を持った病床需要の緩やかな増加と,在宅,訪問医療の大幅な需要増加が見込まれています。これまで中核病院は急性期医療を中心とした医療提供体制を整えて参りましたが,今後は地域医療構想の目指す地域包括ケアシステムの担い手の一員としての取組みを求められるようになって参りました。すなわち,病院に入院して手術や治療をお受けになった患者の皆様が退院後に安心して暮らせる環境づくりのお手伝いをするだけではなく,もう一歩踏み込んで,クリニック診療所の先生や,訪問看護師のみなさん,老人施設やグループホーム,在宅療養の支援職員のみなさんとも強く連携をして,地域の医療,住民の健康,生活の保健活動を守っていく役割を果たしていく必要があると考えています。平成30年には次期医療計画が策定され,病院の責務もより重さを増すと予想されます。

私たち水戸協同病院はこれまで行ってきた急性期医療,救急医療に加えて国が進める地域包括ケアシステムの中での自分の役割を強く意識して,これまで以上に地域住民の皆様の健康と安心な生活の確保に貢献できますように努力を重ねてまいります。

2017年4月1日

筑波大学附属病院水戸地域医療教育センター
茨城県厚生連 総合病院 水戸協同病院
病院長 渡邊 宗章