当院のご紹介をさせていただきます。当院の正式名称は、「JA茨城県厚生連総合病院水戸協同病院・筑波大学附属病院水戸地域医療教育センター」です。その名の通り、当院の最大の特徴は、当病院が筑波大学の地域医療教育センターでもあることです。現在、教授8名、准教授4名、講師6名、客員教授1名、合計19名の筑波大学医学医療系教員が当院に常駐しております。
水戸協同病院であり、かつ筑波大学水戸地域医療教育センターでもある当院の診療の理念は、1)協同病院と筑波大学水戸地域医療教育センターが完全に一体となり、2)各科の垣根を越えて総合診療科を中心に、幅広い診療能力を備えた医師を育成し全人的医療を提供、3)広く患者さんを受け入れ、良質な医療を提供するとともに地域医療に貢献し、4)日本有数の教育研修病院となり、5)優れた医療人の育成・供給の拠点となる、ことであります。
この理念のもと、当病院・当センターでは、内科各診療科の壁を取り払い「どんな患者さんも、どんな病気も診ることのできる」独自の総合診療体制を構築し、全医師の英知を結集し共同で診療にあたる体制をとっております。この体制は全国的にもほとんど例のない極めて新しい体制であります。この体制と上記基本理念に共感して、全国からたくさんの医師・研修医が集まってくれております。この全病院をあげての協力体制により、質が高く、安全な医療を提供してまいります。
とは言いましても、まだまだ道半ばであります。1人でも多くの患者さんの役に立ち、地域医療に貢献したい、その願いを胸に、当院の全医師、全メディカルスタッフは頑張って行こうと意気込んでおります。地域の方々におかれましては、お体のこと、ご健康のことなど、お気軽に当院スタッフにご相談頂ければと思います。
何とぞよろしくお願いいたします。
令和5年4月1日
病院長 渡辺重行