医療関係者の方へ地域連携室

地域医療支援病院の承認を受けました

当院は2019年7月31日付けで茨城県知事より『地域医療支援病院』の承認を受けました。地域の医療機関や介護施設との連携をさらに深め、地域医療の中心となり、地域全体の医療の質とサービスの向上に貢献してまいります。

地域医療支援病院とは

現在、国の医療政策に基づいて「地域完結型医療」という考え方が進められています。地域の診療所・クリニックと病院などが、その特長を活かしながら役割を分担して、地域全体で切れ目の無い継続的な医療や介護を提供していこうというもので、その中心的役割を担うのが『地域医療支援病院』です。『地域医療支援病院』は、①紹介患者さまに対する医療の提供、②医療機器や病床の共同利用、③救急医療の提供、④地域の医療介護従事者に対する研修の実施などを通じて、地域の第一線で幅広く医療を担われている診療所・クリニックの先生方を支援させていただきながら、地域全体の医療の質を向上させ、地域の皆さまにより良い医療提供体制を目指します。

2019年7月31日現在、当院は304の医療機関を連携医として登録させていただいております。日常的にしばしば遭遇する病気やけがの診断や治療、慢性的な病気の管理などを、信頼できる連携医の先生方にお願いし、入院治療や専門性の高い検査、多くの診療科の協力が必要な患者さまの治療、および救急医療の提供を通して地域医療を支えてまいります。

地域完結型医療とは

患者さんの身近な地域の中で、それぞれの病院や診療所・クリニック等が、その特長を活かしながら役割を分担して、病気の診断や治療、検査、健康相談等を行い、地域の医療機関全体で1つの病院のような機能を持ち、切れ目の無い医療を提供していこうというものです。
けがの初期治療や慢性疾患の投薬等は身近な地域の「かかりつけ医」が受け持ち、専門的な治療や高度な検査、入院治療、救急医療は地域の中核病院が受け持つ形です。また、急性期の治療が終了し病状が安定した場合は「かかりつけ医」などの地域の医療機関で診療を継続していただきます。