当院では、2024年5月に血管造影装置(キヤノンメディカルシステムズ株式会社 Alphenix Biplane)を新たに導入しました。
血管造影装置は、カテーテルを用いて血管に造影剤を注入し、X線を照射することでリアルタイムの血管走行を画像として表示する装置です。心筋梗塞や狭心症など冠動脈が狭くなったり、詰まってしまう病気の診断や治療の「かなめ」とも言える装置です。心臓は常に拍動して動いていますので高い画像技術が求められますが、この血管造影装置は、AIを用いた画像処理技術や新しいX線制御技術が採用されていて、低いX線照射量でも血管がより鮮明に表示されます。これまで以上に安全かつ迅速な心臓カテーテル検査や血管内治療が可能となりました。 |