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医療関係者の方へ病院総合診療専門医研修施設プログラム

プログラム責任者:小林裕幸
 筑波大学附属病院水戸地域医療教育センター・水戸協同病院総合診療科は、地域医療の最前線で、「豊富な症例数+大学教員レベルの充実した各科指導医群によるフィードバック+内科入院診療は原則全て総合診療科」という我が国唯一の「総合内科Department of Medicine」体制を構築しています。内科の各専門領域の垣根を取り払った複数の診療科にまたがる診療教育体制の下、あらゆる疾患を初期診療・診断から高度治療、退院まで一貫して診療を実践します。豊富なレクチャー、カンファレンス、教育回診の他、国内、海外からも定期的に指導医を招聘し、開かれた教育研修体制を備えて、グローバルにも地域にも通用する守備範囲のひろい、ジェネラリストの養成を目標にしています。
 1年間で1人あたり、入院内科症例約400例、内科外来約500例、内科救急約600例を経験できます。レジデントチームを監督・指導するとともに、各臓器別内科の手技、管理を自ら実施できるよう学びます。それまでに、経験していない内科分野を補強でき、また、教育手法やレジデント管理、チームダイナミクスも学びます。
● 基幹施設での研修期間
期間: 原則として 1-3 年
経験: この期間に病院総合診療専⾨医カリキュラムのうち、主に
(1)“どのような疾患・病態の患者にでも、全⼈的医療を実践する”
(2)“併存疾患の多い患者の管理ができる”
(3)“専⾨診療科との連携ができる”
について経験し習得できることを⽬標とする。
また可能であれば
(4)“家庭医との連携ができる
(5)“地域包括ケアの要として地域と繋がり、患者やその家族、それを取り巻く地域環境を.据えた診療ができる“
(6)“他職種との連携ができ、リーダーシップを発揮できる” について経験し習得することを⽬標とする。
研修期間全体を通して、急性期病棟 12 ヶ⽉、地域包括ケアを意識した研修 2 ヶ⽉以上(可能なら 6 ヶ⽉)、集中治療(努⼒義務 2 ヶ⽉以上)、外来・救急研修が 0.5 ⽇/週で 3 ヶ⽉の初診・救急外来+6 ヶ⽉以上の再診外来、以上を研修する。
ただし、研修内容の認定については各施設の環境や事情に配慮して審査委員会に委ねる。
● 連携施設(在宅診療に携わるクリニックや療養病床を有する病院)
必要に応じて連携施設での研修を 0.5 年程度

 

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