トモセラピー放射線治療装置の特徴メイン画像

トモセラピートモセラピー放射線治療装置の特徴

1.正常組織への影響を抑えたピンポイント治療の専用機です。 ――IMRT(強度変調放射線治療)――

IMRTとは、放射線の強度を変化させて照射を行なう放射線治療をいいます。IMRTを使えば、がんの形に合わせた正確な治療を行うことができます。からだに優しい最新の治療方法です。

 
従来の放射線照射法であると、腫瘍に照射する線量と同程度の線量を正常組織も受けます。そのため正常組織へのダメージは大きく放射線による副作用のリスクも高くなります。

IMRT(強度変調放射線治療)は線量の強度を制御しながら多方向から照射することによって、腫瘍に照射する線量をコントロールする照射方法です。そのため、従来の照射法に比べて正常組織への線量は低く、放射線による副作用も低くなり、より快適な放射線治療を受けることができます。


前立腺IMRT(強度変調放射線治療 線量分布図)

 

2.CTを利用して治療直前にがんの位置を確認します。 ――IGRT(画像誘導放射線治療)――

トモセラピー本体でCT撮影を行い、がん病巣の位置確認を行うことが出来ます。これにより位置精度の正確な放射線照射が可能となり、病巣への線量の増加と、正常組織への副作用の軽減が可能となります。


放射線治療にがドッキング

放射線治療は数週間にわたり、目的とする腫瘍に放射線を照射します。治療が進むにつれ放射線の効果により腫瘍の形が変わってくることがあります。その誤差を抑え、放射線をより正確に照射しようとする方法のなかにIGRT(画像誘導放射線治療)という技術があります。

トモセラピーは、放射線治療装置がCTの機能を持ち合わせており、放射線治療の直前に必ずCT撮影を行い、治療計画時のCT画像と重ね合わせて腫瘍の位置確認をして治療を行います。これにより、照射の誤差を抑え周辺組織への影響を最小限に抑えた理想的な放射線治療が可能です。

3.複数個所から全身を一度に連続して治療することが可能です。

小さながん病巣へのピンポイント照射はもちろん、複雑ながん病巣や、複数の病巣への治療が可能な、全身をターゲットにした放射線治療装置です。

トモセラピーでは、ベッドを移動しながら照射を行うことで、縦方向に最大160cmという大きな照射野で治療を行うことができます。この機能を駆使し、腫瘍が複数個の場合や頭から腰までといった広い照射範囲でも、1回の準備で照射を行うことができます。

TomoHelical動画
http://www.hitachi.co.jp/products/healthcare/products-support/rt/tomotherapy/contents02.html

TomoDirect動画
http://www.hitachi.co.jp/products/healthcare/products-support/rt/tomodirect/mov_03.html

 

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