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トモセラピーQ&A

Q  放射線療法とは何ですか?

A  放射線治療は化学療法、手術療法と共に、がん治療において重要な役割を担っています。通常の手術では危険が伴う方、余病のある方、年齢的に不安な方も安心して受けられる、からだに優しい治療法です。

Q  トモセラピーと従来の治療装置との違いは何ですか?

A  従来の放射線治療装置【がんの治療】とCT装置の機能【臓器位置の把握】を持ち合わせており誤差を抑えた、より正確な放射線治療が行えます。正常組織への影響を抑え集中的にがんを治療することができます。

Q  治療中、痛みや副作用はありますか?

A  治療による痛みはありません。照射部位によっては、脱毛や皮膚炎、下痢などの症状を伴う場合があります。週に一度、放射線治療医の診察がありますので、様子を確認しながら安全に治療を行っていきます。

Q  治療の時間はどれくらいかかりますか?

A  1回の治療時間は平均10~20分ほどです。照射回数は部位などにもよりますが、数回~30回以上のものなど多岐にわたります。

Q  どんながんでも治療することができますか?

A  トモセラピーは、万能の治療機ではなく、適応外の部位やがんも存在し、放射線治療に伴う有害事象が全くなくなるわけでもありません。通常の放射線治療機を用いた治療が、有用な場合もあります。

Q 入院しなければ治療を受けられませんか?

A もちろん通院での治療も可能です。お仕事をされながら通院されることも可能です。治療時間は出来る範囲で調整致しますので、ご相談下さい。

Q からだに印を描くと聞いたのですが?

A 体の外側から体内の病巣に放射線を当てる外部照射では、皮膚の表面やシェルとよばれる固定器具の上に治療の照準となる印が付けられます。これは毎日病気に対して確実かつ正確に放射線を照射するための大事な印です。恐れ入りますが、描いた印は消さないようにご協力下さい。

Q 費用は高額ですか?

A 他の医療費や従来の癌治療と同じで保険適用となります。治療費は照射回数などにより異なります。

Q 何回でも治療を受けることができますか?

A 放射線治療では、がん細胞を狙って放射線を照射しますが、その周辺の正常細胞にも何らかのダメージが生じます。臓器ごとのある決められた量以上の放射線を当てると、正常細胞も弱って放射線による害が出てしまいますので、同じ場所に再度、放射線治療をする事は出来ないことが多いのです。ただし、放射線治療は体の一部分への局所的な治療ですので、放射線がかかっていない部分への影響はありません。従って、照射する場所が違えば、臓器の機能が許容される限り何度目であろうと問題なく安全に治療することができます。
 

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